この座談会は、ディエンビエンフー作戦における軍事芸術を深く検証した上で、同作戦の勝利の重要性、歴史的価値、勝因を確認するとともに、党とホー・チ・ミン主席の指導する人民戦争の路線と必勝を確認することを目的としています。
座談会では、ディエンビエンフー作戦の勝利に大きく貢献した最も重要な要因の1つは、「早期攻撃・早期勝利」から「確実な攻撃・確実な進攻」への方針転換の決定であったという意見が多くの出席者から出されました。軍事歴史研究所の元副所長チャン・ゴック・ロン大佐は次のように分析しています。
(テープ)
「ディエンビエンフー作戦の成功の鍵は、「早期攻撃・早期解決」から「確実な攻撃・確実な進攻」への作戦方針の変更を決めたことでした。これは歴史的な作戦における歴史的な決断でした。この決断を提案したのは、故ボー・グエン・ザップ大将で、無数の仕官と兵士の命、そして党中央委員会とホー・チ・ミン主席から託された重大な任務に対するザップ大将の責任感を示しました。ボー・グエン・ザップ大将は、砲撃開始時間を延期し、大砲を後方に下げる命令を出し、『確実な攻撃・確実な進攻』の方針で再準備することを決めました」
また、この座談会ではベトナムがディエンビエンフー作戦で勝利した力は、ベトナムの人民戦争の力であり、党の指導力であり、全党・全軍・全国民の団結の精神であると確認されました。さらに、国際社会の支援と助力を得たことが勝因であったとも言及されました。