カンボジアのマネット首相の上級顧問を務めるスオス・ヤラ氏は9日、激化する国境紛争の終結に向け、タイとの二国間協議を即時開始する用意があるとの考えを示しました。
こうした中、トランプ大統領は9日にペンシルベニア州で開いた集会で、パキスタンとインド、イスラエルとイランの紛争などを止める手助けを自身が行ったと主張した上で、「カンボジアとタイのもきょう始まった。あした電話をかけなければならなくなるだろう。電話をかけて非常に力のある2つの国の戦闘を止めると、ほかに誰が言えるだろうか」と述べました。
カンボジア政府報道官は、トランプ大統領が再び仲介する見通しについて問われると、政府の立場は変わらず、平和のみを望んでいると述べました。
タイ政府の報道官は、首相は国会におり、トランプ大統領と電話で話したかどうかは分からないとしています。(ロイター)