ガン議長(左)とミンニハノフ大統領(右) |
会見で、ミンニハノフ大統領は、ベトナムとタタールスタンの貿易総額はわずか2500万ドルで、双方の潜在力に見合っていないと強調し、貿易をはじめ、教育・科学技術・観光などの分野における協力をさらに強化したいとの考えを示しました。
一方、ガン議長は、ベトナムとタタールスタンの協力関係はさらに発展するであろうと述べ、ベトナムに進出しようとするタタールスタンを含むロシアの企業にできるだけ便宜を図っていると強調しました。
ロシア在住ベトナム人と懇談しているガン議長 |
同日午後、ガン国会議長は、タタールスタン共和国を立ち、モスクワに向かいました。モスクワで、ガン議長は、ロシア在住ベトナム人共同体の代表と懇談しました。
この席で、ガン議長は、ロシア在住ベトナム人が在留資格やビジネスなどで悩んでいる問題は常に、両国の指導者らによる会談・会見の主な議題であると明らかにし、ロシア側に在住ベトナム人の生活と仕事に便宜を図っているよう求めていると強調しました。ロシア在住ベトナム人に対し、ロシアの人々にベトナムのことを理解してもらうために、両国の懸け橋になるようとの希望を表明しました。
ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、ガン議長は、国の海と島を断固として守る決議を強調し、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って海上の紛争を平和的に解決するというベトナムの終始一貫した立場を再確認しました。