この境界線は「イエローライン」と呼ばれ、イスラエル軍はガザの半分以上を支配下に置いているとしています。ザミール参謀総長は「各地で脅威を取り除く作戦を行っている」と述べ、イスラム組織ハマスの「勢力を再拡大させない」と強調しました。
イスラエルとハマスが合意した和平計画では、「第2段階」への移行が焦点となっています。イスラエルが強く求めるハマスの武装解除が目的で、協議は難航するとみられています。一方、ハマス幹部はAP通信に対し「武器の(保有)凍結や保管を協議する用意がある」と述べ、一定の柔軟姿勢を示しました。
停戦発効後もイスラエル軍の攻撃は続いており、パレスチナ通信は7日、ガザ最南部ラファで少女が銃撃を受け死亡したと伝えています。
ガザ保健当局によりますと、10月の停戦発効後の死者は370人を超えています。2023年10月の衝突開始以降の死者は7万360人に上っているということです。(産経新聞)