vnCareはモバイル末端で簡単に診療の予約ができ、医療施設のひっ迫を緩和し、医療の質の向上につながっています。VNPTのIT＝情報技術会社所属電子医療ソリューションセンターの専門家グエン・スアン・ビンさんは次のように語りました。
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「アプリvnCareの特徴の一つはVNPTのIT会社が開発した顧客の身元チェックプロセスを指すEKYC とAI＝人工知能技術を利用し、患者の身分と顔が認証できるということです。第二はアプリvnCareを利用する患者は診療の予約が簡単にできるということです。第三は、患者は直接、医師や看護師をビデオコールでき、アドバイスを受けることができるということです。第4は病院に行かなくても、このアプリで診療の結果を得られるということです」
 （写真：VNPT） |
専門家が評価している性能の一つはvnCareがビデオコールなどで専門的業務や遠隔治療などに関する知見を共有できるということです。これは医療施設のひっ迫の緩和につながるとされています。また、vnCareの利用を通じて、医師らは患者に関するデータに簡単にアクセスでき、医療の質の向上に寄与するとされています。
そのほか、vnCareを導入する医療施設は診察スケジュールを容易に管理でき、適切な診療計画を実施することができます。これらの性能があることで、郵便病院、北部タイビン省のクインフー県の総合病院、ブートウ県の総合病院、ラオカイ省の総合病院、南部ティンザン省の小児・産婦人科病院など、中央と地方の多くの病院がvnCareを導入しています。ハノイ郵便病院のレ・マイン・ドゥク副院長は次のように語りました。
（テープ）
「vnCareを導入してから、患者らは遠隔で診療の予約ができるようになり、病院での待ち時間が短縮されるようになりました。患者がvnCareで予約をする方法は非常に簡単です。このアプリは患者の情報をアップデートしてから、その情報を病院のスタッフに伝えます。そして、そのスタッフは医師と連絡して、診療時間を予約します。そのため、患者は来院時に何の手続きをもせずにすぐに診療できるようになります」
vnCareを導入する病院は患者をきちんと管理し、医療分野における情報技術の応用に関する政府の指標を順守しています。国民がvnCareを通じて、どこでも、いつでも、ヘルスケアサービスに容易にアクセスできることを支援しています。どこにいても、人々はスマートフォンやタブレットなどのスマート末端で、診療の予約ができるのです。
 （写真：PLO） |
通常、来院してからの診療には、半日、あるいは1日を要しますが、vnCareの利用により、患者はアプリで診察スケジュールを把握し、時間が節約できます。特に、新型コロナウイルス感染症が流行し、社会隔離措置が取られていた時期に、vnCareを利用することは新型コロナの蔓延防止に寄与しました。
また、vnCareの利用は容易であることから、ITが苦手な人でもできます。これと同時に、患者の健康に関するデータが保存されるので、医療スタッフは容易かつ正確に患者の個人の健康情報を把握できます。vnCareを利用したことがあるハノイのグエン・テイ・トゥ・ザンさんは次のように語りました。
（テープ）
「このアプリは使いやすいです。アプリvnCareで予約をしてから来院すると診察がとても速いです」
医療分野におけるデジタル化の推進は全国にある各病院の診療の質の向上に寄与しています。ベトナム人が開発し、ベトナム人向けの医療アプリvnCareの開発で、VNPTは医療部門が直面している課題解決だけでなく、すべての国民のこれまでの診療・治療の習慣を改善したいと希望しています。診療の質の改善の成果により、アプリvnCareはメイクインベトナムテクノロジー製品の一つとして、ITワールドアワード2021年の銅賞に輝きました。