フエ市 2024年の旧正月に2つの宮殿をオープン

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(VOVWORLD) - ユネスコによって世界遺産として認定されたベトナム中部のフエ古都遺跡群にある タイホア宮殿とキエンチュン宮殿が修復期間を経て2024年の旧正月テトに観光客に向けてオープンされます。これらは、ベトナム最後の王朝であるグエン王朝の王宮に属する 2 つの重要な建物です。
フエ市 2024年の旧正月に2つの宮殿をオープン - ảnh 1タイホア宮殿

タイホア宮殿はフエ古都遺跡群の中で最も重要な建物であり、玉座が置かれ、ベトナム皇帝の戴冠式などの主要な儀式が行われた場所でした。1805年に建設されたこの宮殿は、フエの古都遺跡群の典型的な建築物です。また、タイホア宮殿には、グエン王朝の詩文の多くが刻まれています。これらの詩文は、グエン朝時代に建設された建物上に彫られた漢字の詩や文章などで、詩や文章の作者は皇帝や官僚とされます。「フエ宮殿建築群の詩文」は、「世界の記憶遺産」としてユネスコのアジア太平洋地域世界記憶遺産委員会によって認定されています。。 200 年以上の歴史をもつタイホア宮殿は著しく劣化していましたが、2021 年 11 月から修復されました。

フエ市 2024年の旧正月に2つの宮殿をオープン - ảnh 2キエンチュン宮殿

一方、キエンチュン宮殿はカイディン王の治世下、1923 年に建設され、フエ王宮の中心を通る軸の最北端に位置する 5 つの主要建築物の 1 つです。ここは、グエン王朝の最後の 2 人の王であるカイディン王とバオダイ王の執務および生活の場です。キエンチュン宮殿は、フランス建築、イタリアのルネサンス建築とベトナムの伝統的な建築を組み合わせたインドシナ様式の建物の特徴をすべて備えています。

キエンチュン宮殿は、6 年間にわたって基本的に修復されました。フエ古都遺跡保全センターのホアン・ベト・チュン所長は次のように述べています。

(テープ)

「今年のテト、私たちは観光客を迎えるために大きな建築物をオープンしようとしています。一つ目は、6年の修復を経たキエンチュン宮殿です。この宮殿の物語や関連する骨董品を紹介するためのコンテンツも充実しております。2つ目はタイホア宮殿で、修復はまだ完了していませんが、テト期間中に観光客を迎えるためにオープンする予定です。タイホア宮殿では、グエン王朝の王座のレプリカやドラゴンのバージョンを展示します」

2023年、トゥアティエンフエ省は国内外から320万人近くの観光客を迎え、その収益は6兆6000億ドン以上(日本円で約390億円)になっています。2024年は、350万人から400万人の観光客と、8兆ドン(470億円)の収益という目標が設定されています。

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