商工省によりますと、今年のテト期間中の購買力は、昨年の同期と比べて10％～20％増となる可能性があるということです。テト用品の種類が豊富で、価格の変動が少なく、多くのプロモーションや割引キャンペーンが展開される見通しです。

ハノイの多くのスーパーマーケットは消費者の需要を刺激するための販促プログラムを開始します。具体的には、家庭用品や衣料品に対する最大 45% の割引が実施されます。そのほか、生鮮食品、調味料などの多くの必需品について、プロモーションの範囲は 15 ～ 25% となっています。ハノイ市は、長年にわたって実施してきた市場安定化プログラムの効果を活かして、企業や関連部門と連携し、消費者の需要を刺激するための多くのプロモーションプログラムを間もなく開始することにしました。

今年の旧正月テトに、ハノイ商工局は各企業に対し、市民のショッピングニーズに応えるため、総額約40兆9千億ドン（約17億米ドル）相当のテト用品を準備するよう指示しました。ハノイ商工局のチャン・ティ・フオン・ラン局長代理は次のように述べました。

（テープ）

「全流通システムは、すべての人々のショッピング・ニーズを満たすために、大量の商品やサービスを準備しています。これらの商品の品質が高いだけでなく、目を引く外観を持ちます」

ホーチミン市で、同市の商工局が、市場安定化プログラムを展開し、大手企業45 社が参加し、販売拠点1万か所が開設されます。同市の企業は、テト時期前後の2か月間に、総額 22 兆ドン 、約9 億 6百万米ドル相当の商品を準備します。

そのような中、ベトナム祖国戦線中央委員会はスーパーマーケットと連携し、ホーチミン市とハノイの生活困窮者1200人に1枚あたり30万ドン（約12ドル）相当の買物券を贈ります。今年のテト期間中、多くの企業は、テト前後の2カ月間に販売価格を引き上げないことを公約しました。商工省は、市場が変動した場合、迅速に対応できるように、各地方での商品市場を見守っています。