先ごろ、南部アンザン省はオーストラリアとアメリカの市場にグリーンマンゴーの初回ロットを輸出しました。これは、果物栽培の発展における同省の正しい方向性を示しており、それにより地元の果物を国際市場に輸出する機会が開かれると期待されています。

アンザン省のグリーンマンゴー

今回輸出されたグリーンマンゴーのロットは、アンザン省チョモイ県のGAPクーラオジエン協同組合とVina T&T輸出入有限会社との間の契約に基づいて実施されました。その中で、オーストラリア市場への輸出用の栽培地域コードが発給された量は6トン、アメリカ市場への輸出用の栽培地域コードが発給された量は1トンとなりました。

アンザン省のグリーンマンゴーを輸出する発表式典の様子

グリーンマンゴーを輸出する発表式典で、Vina T&T輸出入有限会社のグエン・ディン・ムオイ副社長は、「チョモイ県のグリーンマンゴーをオーストラリアとアメリカの市場に初めて輸出したことは地元のグリーンマンゴーの地位を確立するだけでなく、農業部門にとって意義深いイベントである。これはまた、大きな経済的機会をもたらし、国際市場におけるアンザン省の農産物のイメージアップにも役立つ」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「オーストラリアとアメリカの市場にグリーンマンゴーの初回ロットを輸出することで、アンザン省と農民、協同組合などとの連携を強化いたします。輸入国によって異なる規定があるので、その規定を厳守する必要があります。そのため、私たちは輸入国の規定や栽培技術などの宣伝活動を促進しています。また、他の多くの国にマンゴーを輸出するために、さらに市場を拡大することも計画しています」

チョモイ県は約6500ヘクタールのマンゴー栽培面積を有し、アンザン省で最大のマンゴー栽培地です。その中で、グリーンマンゴーは主にタンミー村とミーヒエップ村、ビンフォックスアン村の3つの村で栽培されています。この種類のマンゴーを輸出するために、アンザン省は灌漑システムの構築や輸出規定に関する宣伝活動などを加速させています。

現在、省内にはVietGAP＝ベトナム安全農産物生産基準に沿ってマンゴーの栽培面積は700ヘクタールあり、日本や中国、韓国、アメリカ、オーストラリアなどへの輸出が許可された41か所の栽培地域にコードが発給されました。