ビンズオン省における農業生産への科学技術の導入

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(VOVWORLD) -近年、南部ビンズオン省に住んでいる多くの農民は、農業生産に先進的科学技術の導入を推進し、経済的価値を収めてきました。
ビンズオン省における農業生産への科学技術の導入 - ảnh 1

ブオン・バン・ミンさん一家は、2017年に、トゥザウモット大学所属応用開発研究所の研究者の助言を受けて、赤霊芝とフクロタケの試験栽培を行いました。現在、彼は、2箇所の赤霊芝とフクロタケの栽培ハウスを所有しており、毎年およそ2億ドンないし3億ドン、約120万円ないし180万円の収入を得ています。

ミンさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「当初、応用開発研究所の研究者は菌床栽培から収穫までの方法を教えてくれました。それに加え、赤霊芝で成功した施設への見学も行いました」

他方、「ブーモン」という名前の技術企業は、応用開発研究所の支援を受け、薬草茶の製造に成功しました。このお茶は、高樹齢の樹木から採れた茶葉、ハスの実、蓮芯、および冬虫夏草エキスから出来たもので、睡眠の質向上に効果があります。

ビンズオン省における農業生産への科学技術の導入 - ảnh 2

同社のグエン・タイン・ティン社長は次のように明らかにしました。

(テープ) 

「当社は、このお茶の輸出を目指して、取り組んでいます。例えば、お茶、ハスの木の栽培に有機農法の導入を徹底的に行うことなどです」

トゥザウモット大学所属応用開発研究所は2016年に稼動して以来、経済的に高い価値をもたらす複数の製品を研究しており、多くの企業、農家と連携して、技術移転を行ってきました。例えば、MHD Inocare 株式会社と連携して、冬虫夏草と霊芝から抽出した健康補助食品を製造したこと。「カンミン」薬品株式会社との連携で、薬用キノコと食用キノコの栽培を行ったことなどです。

トゥザウモット大学所属応用開発研究所のグエン・リエン・トゥオン所長によりますと、同研究所は、食品、バイオテクノロジー、医薬品化学などの分野で活躍している60人の科学者を擁しており、複数の製品を研究した上で、農産物の付加価値の向上、ベトナム農業部門の開発に貢献する方針です。

トゥオン所長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「私たちは、企業との連携でいかなる製品の研究、製造を行うに際しても、世界的にも最新技術を導入します。これらの製品は、国内外におけるその企業の競争力の向上に役立てることが狙いです。研究所の目標は、ベトナムの農業部門の潜在力を最大限に活用するだけでなく、ハイテク農業製品の輸出を目指しています」

現在、トゥザウモット大学所属応用開発研究所は、質の高い人材の育成、および、技術移転研究を集中的に行っています。また、企業と農家に対して樹木の栽培、水産物の養殖への技術導入を実現する方針です。

ビンズオン省は、農民に対してハイテク応用農業生産の転換を支援するため、農業分野での研究・生産への支援政策を同時に講じています。これにより、経済的価値をもたらす複数の方法が生まれるようになりました。

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