ダクラク省住民の生活安定に繋がる「お金を貯金箱に貯める」基金

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(VOVWORLD) -2017年以来、クモガル県の全ての村では、「お金を貯金箱に貯める」という基金の設立運動が広く展開されたお陰で、多くの村人は貧困な状態を乗り越え、安定した生活を送れるようになりました。

中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省クモガル県エアドロン村には、1万4400人が住んでいます。その中に、少数民族の人数は7割を超えています。以前、村人の生活は農業生産に依存したため、多くの困難がありました。しかし、2017年以来、クモガル県の全ての村では、「お金を貯金箱に貯める」という基金の設立運動が広く展開されたお陰で、多くの村人は貧困な状態を乗り越え、安定した生活を送れるようになりました。

ダクラク省住民の生活安定に繋がる「お金を貯金箱に貯める」基金 - ảnh 1ヘン・ニエさん一家の牛舎

イ・ヘン・ニエさんの家庭は、以前、生活費と3人の子どもの学費は、彼の雇われ仕事の収入によって賄われていたため、とても大変でした。2017年に、地元の行政当局から支援金を受けて、新しい家を建設しました。1年後、エアドロン村祖国戦線委員会は、「お金を貯金箱に貯める」基金を利用して、6百万ドン、約3万円をヘン・ニエさん一家に繁殖用牛の購入の補助金として提供しました。6年後の現在、ヘン・ニエさん一家の牛は5頭に増えました。昨年末、彼の家族は貧困世帯から脱出し、安定した生活を送れるようになりました。

ヘン・ニエさんは次のように語っています。

(テープ)

「国からの関心を寄せていただき、畜産のための豚や牛を提供したり、家の建設も補助していただきました。とても助かりました。経済発展と生活改善のために、家族全員で精力的に働いています」

ヘン・ニエさん一家と同様、ホ・ブリ・ニエさんの夫婦も、以前、生活費と子供の学費を賄うため、雇われて働いていました。2017年末、エアドロン村の祖国戦線委員会から「お金を貯金箱に貯める」基金の6百万ドン、約3万円を受けて、3匹の雌ヤギを買って、飼育しました。現在までは、そのヤギの群れは9匹に増えました。

ブリ・ニエさんは次のように語っています。

(テープ)

「かつて、我が家の生活は大変でしたよ。しかし、行政当局の支援金を受けて、繁殖用のヤギを買って、飼育しました。そして、貯めたお金で、農地を買ってコーヒーの栽培をしました。そのお陰で、生活困窮の状態を乗り越えられるようになりました」

ダクラク省住民の生活安定に繋がる「お金を貯金箱に貯める」基金 - ảnh 2豚の貯金箱を壊す祭りの様子

ヘン・ニエさんとブリ・ニエさんの家族の他、数十戸の貧困世帯にも、畜産のために行政当局から支援金が提供されました。貧困世帯の生産事業の発展を助けるため、2017年に行政当局は、幹部、党員、村民に対し、毎月、1千ドン、およそ6円を貯金箱に貯めるよう働きかけました。そして、毎年11月18日、「貯金箱を壊す祭り」を行います。年間の貯金額は、貧困世帯や、貧困ラインに近い世帯に対し、畜産と栽培発展のために充てられます。これまでに合計で952個の貯金箱を使い、およそ4億4千4百万ドン、約271万円を貯めました。これらの金額は、44世帯の貧困世帯、貧困ラインに近い世帯の畜産と栽培の発展に補助金として拠出されました。これにより、現在、8世帯は困難な状況から抜け出すことができました。

実際、「お金を貯金箱に貯める」という基金の設立運動は貧困解消に適切な成果を収めてきました。これにより、現在この運動は現地において広く展開されています。これまでに、クモガル県における貧困世帯率はおよそ4.4%、貧困ラインに近い世帯率はおよそ7.5%にとどまり、一人当たり収入は年平均5900万ドン、約36万円に達しています。村人の生活は日々改善されています。

クモガル県人民委員会のイ・ウエム・ホウイン副委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「誰一人取り残さないようにという指導的指針に従って、村民、特に貧困世帯、革命功労者などの物心両面での生活に配慮することは重要な任務の一つであると見なされています。私たちは、村民に党の政策、国の法律、政策を積極的に宣伝しています」

それぞれの家庭が毎月1千ドンだけ貯金することで、地元の社会保障プログラムの遂行に役立っています。「お金を貯金箱に貯める」という基金の設立運動は、複数の家庭の生活の安定化に繋がっています。これにより、住民たちは、党の路線を信頼し、真面目に働き、貧困な状態を乗り越え、地元の経済発展に貢献しています。

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