苦難状況を乗り越える決意を固めるロ・ロ・マイさん

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(VOVWORLD) -元々貧しい地域であったチュウカンホ集落に生まれ育ったマイさんは、「我が家と他の女性たちは農地を所有しているが、なぜ貧しい生活が続くのか?貧困解消、生活向上にはどうすれば良いのか」といつも考えていました。
苦難状況を乗り越える決意を固めるロ・ロ・マイさん - ảnh 1経済発展を遂げてきたマイさん(中央)

北部山間部ラオカイ省バットサット県トンサン村チュウカンホ集落に住む少数民族ザオ族出身のロ・ロ・マイさんは、貧困生活から逃れる決心をして、経済的価値の低い作物から果物の栽培に転向することにしました。そのお陰で、マイさん一家の収入は以前より著しく高くなりました。彼女は富を築くだけでなく、困難な生活に苦しんでいる多くの女性の生活向上をサポートしています。

苦難状況を乗り越える決意を固めるロ・ロ・マイさん - ảnh 2スイカを売っているマイさん(右)

元々貧しい地域であったチュウカンホ集落に生まれ育ったマイさんは、「我が家と他の女性たちは農地を所有しているが、なぜ貧しい生活が続くのか?貧困解消、生活向上にはどうすれば良いのか」といつも考えていました。その後、2018年に、マイさんは、バットサット県農業室にスイカの栽培、手入れについてサポートしてくれるよう申請したほか、銀行の融資で栽培面積を拡張することにしました。その後、彼女は、村の女性8人を集めて生産グループを発足し、1ヘクタールのスイカを栽培しました。最初の収穫期は15トンに上り、1億ドン、59万円程の収益を得ました。

マイさんは次のように語りました。

(テープ)

「こうした成果を収められるようになったのは、自分の決意と努力によるものです。以前、我が家の生活は様々な困難に直面しており、いつも生活を改善したいと思いました。スイカの栽培が高い経済的価値をもたらすことを知り、村の女性たちにスイカの共同栽培を働きかけました。収穫期になると、すべてのスイカを買い取ってくれる人がいるので、消費先を探す心配をしなくてすみます」

一方、スイカの栽培に参加しているチャ・ペット・ハンさんは次のように語っています。

(テープ)      

「以前、我が家の生活も大変でした。自分自身でその困難な状態を乗り越えるための方策をなかなか思いつくことができませんでした。お陰さまで、マイさんと一緒にスイカの栽培に参加してから、収入は著しく増加するようになっています。私たちはとても喜んでいます。これからも、団結して、生活向上に励んでいきます」

トンサン村人民委員会のチャオ・フン・ファイ委員長によりますと、マイさんが何人かの女性によるグループを発足し、無農薬スイカの栽培を行う試みは、従来の小規模な栽培方式を撤廃する一方、持続可能な貧困解消につながっているということです。ファイ氏は次のように語っています。

(テープ)

「マイさんの試みを高く評価します。マイさんは、多くの女性にスイカの栽培を働きかけてきました。このことは、貧困解消、生活向上につながるからです。私たちは、今後、スイカの手入れの技術や、高品質の種子の提供をサポートします」

マイさんたちは、生産共同組合の成立を目指して、さらにスイカの栽培面積を拡張する方針です。

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