トイさん(中央)
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リエウトウ村党委員会のグエン・バン・マム副委員長は、トイさんについて次のように明らかにしました。
(テープ)
「トイさんは、常に新農村建設などの地元の代表的な運動を先導しています。そのほか、村人たちに環境衛生、生活困窮者向けの頑丈な家の建設への寄付金などを働きかけています」
トイさんは、今年40歳をとまだ若く、いつも活発に活動しています。クメール族が住む僻地、山岳地帯を訪れ、住民にトイさんについて尋ねると、誰でも彼女のことを知っています。なぜなら、彼女は、常に集落へ足を運び、村人の希望や意見を把握して、村人に地元の活動への参加を働きかけにきたからです。ブンチエット集落に住むタン・ソ・バンさん一家は、生活困窮世帯の一つです。先ごろ、バンさん一家は行政当局の支援を受けて、頑丈な家を建設できるようになりました。これには、トイさんの貢献があったそうです。
バンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「以前、私たちが仮設住宅で暮らしていたころ、トイさんと他の幹部はよく私の家に寄って、困難な状況を乗り越えられるよう励ましの言葉をかけてくれました。行政当局の支援を受けて、頑丈な家で暮らせるようになり、大変喜んでいます」
トイさんはカントー大学農村開発科目を卒業したあと、2005年にリエウトウ村人民委員会で多くの職務に就いていました。どんな職務に就いても、彼女は責任感を持って、仕事をこなしてきました。トイさんは次のように語りました。
(テープ)
「地元には住宅に困っている多くの家庭があることを知りました。そこで、彼らが頑丈な家で生活できるように何か役に立ちたいと思いました。当時、私は『貧しい人々への支援基金』の管理をしていました。指導者の合意を受け、私は、周辺地域の支援者に寄付金を働きかけました。その寄付金で、毎年、1軒~2軒の家を建設しています」
リエウトウ村祖国戦線委員会委員長としてのトイさんは、村人たちに「貧困者の日」という運動への寄付金を積極的に働きかけてきました。その結果、2017年~2022年期、この運動への寄付金は およそ2億4600万ドン、約1万ドルに上っています。そのほか、これまでにソクチャン省の支援を受けて、住宅困窮世帯向けの68軒の頑丈な家が建設されています。
特に、新型コロナウイルス感染症が大流行している時には、トイさんと村の人民委員会の幹部らは、地元の組織、個人に感染症対策への寄付を呼びかけました。先ほどのリエウトウ村党委員会のグエン・バン・マム副委員長はさらに次のように明らかにしました。
(テープ)
「近年、トイさんは祖国戦線委員会委員長としての任務を立派に果たしています。彼女の村の行政当局スタッフの中の優秀な幹部の一人です」
トイさんは、行政当局と村人を結びつける架け橋としての役割を果たし、民族大団結の強化に貢献しています。これらの実績により、彼女は首相から表彰状を授与されました。