(写真:AFP/TTXVN) |
国営タス通信は、イワノフ氏が100万ルーブル(約167万円)の賄賂を受け取った疑いをかけられ、有罪となれば最大で禁錮15年の刑を科されると報じました。
国営RIAノーボスチ通信が公開した映像には、法廷でガラス張りの被告席に立つ同氏の姿が映っています。
イワノフ氏はロシアによるウクライナ侵攻を上層部で立案した人物とみられ、欧州連合(EU)と米国の制裁対象になっています。
2022年2月の侵攻開始以降に汚職を追及された当局者としては一番の大物。ロシアが占領するウクライナ南部マリウポリの復興事業などを担当し、市内の着工式典などによく姿を見せていました。
2月に死亡した反政権派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が設立した「反汚職基金(ACF)」の代表を務めるマリア・ペフチフ氏は昨年、イワノフ氏について「国防省内で最ももうけの多い」立場にあると指摘しました。同氏が汚職によって、モスクワ随一の高級住宅地にある屋敷などの莫大(ばくだい)な財産を手に入れたとの見方を示していました。(CNN)