ベトナム 2024年末に初のレーダ衛星を打ち上げ予定

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(VOVWORLD) -ベトナムは2024年末または2025年初頭に、初のレーダ衛星LOTUSat-1を軌道に打ち上げる予定です。
 ベトナム 2024年末に初のレーダ衛星を打ち上げ予定 - ảnh 1VNSC撮影

LOTUSat-1は高解像度の地球観測が可能な衛星で、重量は約570kgです。日本が主体となって製造し、ベトナム科学技術アカデミー傘下のベトナム宇宙センターのエンジニアも2021年から参加してきました。

この衛星から取得される画像データは、自然災害や気候変動への対応、天然資源管理、環境監視など、様々な分野で活用できます。正確かつタイムリーな情報提供を通じ、ベトナムの経済社会発展に貢献することが期待されています。

ベトナム科学技術アカデミーのチャン・トゥアン・アイン副会長は次のように語りました。

(テープ)

「LOTUSat-1の打ち上げは日本の宇宙航空研究開発機構との緊密な国際協力によるものです。一方で、これを機にベトナム自身の宇宙技術力を高める狙いもあります。実際、ベトナム宇宙センターはここ数年、小型衛星「PicoDragon」「MicroDragon」「NanoDragon」の製造を手がけるなど、段階的に技術を蓄積してきました。科学技術アカデミーは政府に対し、地球観測用の小型衛星群製造の承認を求める予定です。これにより徐々に宇宙技術の自立を図っていきます」

LOTUSat-1は高度約500kmの軌道を周回し、寿命は5年以上と見込まれています。さらにベトナム宇宙センターは、後継機LOTUSat-2の開発・製造も構想しており、設計から製造までベトナム人技術者が担う計画で、宇宙分野での完全自立を目指す転機になるとしています。

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