イラク南部マイサンにあるハルファヤ油田の天然ガス処理施設(THX/TTXVN) |
OPECは、OPEC産原油の需要予測の公表を廃止し、OPECとロシアなどの非加盟産油国でつくる「OPECプラス」で生産する原油の需要予測に切り替えることも発表しました。OPECプラスは2016年以来、協力宣言(DoC)を通じて協力関係を築いています。
OPECプラスは6月1日に会合を開き、自主減産を今年下半期まで延長するかどうかを決める予定です。
OPECは月報で「一定の下振れリスクはあるものの、年初から続く勢いは2024年以降の世界経済成長にさらなる上振れの余地をもたらす可能性がある」と言及しています。
月報によりますと、2024年のOPECプラス産の原油需要を日量4320万バレルと予想しました。世界の石油需要予想は日量1億450万バレルとしています。4月のOPECプラス産油量は日量4102万バレルと、予想需要を下回りました。
4月のOPEC産油量は日量4万8000バレル減の日量2658万バレルでした。 IEA=国際エネルギー機関は15日に最新予測を発表する予定です。(ロイター)