二重の危機に直面しているアメリカ

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(VOVWORLD) -2021年の最初の週に入り、新型コロナウィルス感染症が複雑に推移している背景の中で、大統領選挙の結果を巡るアメリカでの混乱は国際世論の注目を集めました。
二重の危機に直面しているアメリカ - ảnh 1(写真:AFP)

1月6日、選挙人投票でのジョー・バイデン氏の勝利認定の審議を中断させるため、トランプ大統領の支持者がアメリカの首都ワシントンの連邦議会の議事堂内に乱入しました。この日はアメリカの選挙史上の「暗い日」と見なされています。

侵入を受け、ワシントンのバウザー市長は午後6時から夜間外出禁止令を発令し、政府は州兵を出動させました。アメリカメディアによりますと、議事堂に侵入した人は午後6時前に排除され、安全が確保されたといいました。また、少なくとも女性1人が議事堂で銃撃され、搬送後に亡くなったといいました。

こうした背景の中で、アメリカ議会は、2020年のアメリカ大統領選挙でジョーバイデン氏の勝利を公式に承認しました。公式の承認聴聞会を主宰するマイクペンス副大統領は、バイデン氏が306の選挙投票で勝利したことを発表しました。1月7日木曜日CNN とCBS Newsが報告したように、大統領選挙でのバイデン氏の勝利は、議会が11月3日の大統領選で勝利したバイデンへ選挙人の3票を与えたバーモンド州の選挙人団の投票結果を可決したときに確認されました。選挙人の3票により、バイデンは270票の選挙投票で最低限数に達し、アメリカ大統領選挙の勝者と宣言されました。

今月20日にアメリカのバイデン次期大統領の就任式が行われます。これに対し、トランプ大統領は8日、バイデン次期大統領の20日の就任式に出席しない意向を明らかにしました。就任式は平和的な権力移行と国家団結の象徴として、退任する大統領が同席する伝統があります。

2020年のアメリカ大統領選挙は終了しましたが、アメリカ国内の分裂はかつてないほど深くなっています。 アメリカが二重の危機に陥り、アメリカ大統領就任式が行なわれるまであと2週間しか残っていないとしていますが、現在の混乱と混乱はアメリカ社会においてさらなる不安定と威嚇を発生する恐れがあります。

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