ロシアと西側諸国との外交関係、さらに悪化

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(VOVWORLD) -ロシアと西側諸国との外交関係は緊張が増しています。
25日、ロシア外務省は、「ロシアとドイツを結ぶ天然ガスの海底パイプライン『ノルドストリーム』が破損した事件を調査するため、ドイツ、スウェーデン、デンマークの大使らを呼び出した」と発表しました。特に、ロシア側はイギリスとの国交を断絶する可能性があると警告しました。
このほど、ドイツメディアは、「ロシアに駐在する外交官や、文化交流機関の職員など数百人のドイツ人公務員がロシア側の要求により退去することになった」と伝えました。ドイツは長年、ロシアから天然ガスなどのエネルギーを輸入し、協力関係を重視してきましたが、ウクライナとの軍事衝突後は、制裁などを通じてロシアへの圧力を強化していて、外交官などを互いに追放し合うことで、両国関係は悪化しています。
26日、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、ロンドンがモスクワ・キエフ紛争へ介入することが理由で、ロシアはイギリスとの国交を断絶する可能性があると警告しました。
ロシアと西側の外交関係の緊張が高まっている中、欧州のいくつかの国はキエフへの追加の兵器供与を表明しました。こうした中、米国主催で各国の国防幹部がウクライナの防衛について協議する関係国会合が25日、オンライン形式で開かれました。オースティン米国防長官は会合後の記者会見で、米国製F16戦闘機の供与に向けたウクライナ兵パイロットの訓練について、デンマークとオランダが主導すると発表しました。両国は今後数週間で訓練計画などの枠組みを整える方針で、欧州諸国による「戦闘機連合」の動きが本格始動することになります。
専門家らによりますと、ロシアとウクライナとの軍事衝突を受けて、西側諸国は昨年2月以来、1万1300を超える制裁を発表し、ロシアの外貨準備高約3000億ドルを凍結したことで、今後もロシアと西側諸国との緊張が益々高まっていくとしています。

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