アラブ連盟、シリア復帰を承認

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(VOVWORLD) -7日、エジプトの首都カイロで、アラブ連盟は臨時外相会合を開き、反体制派への武力弾圧で2011年に参加資格を停止したシリアの復帰を決議しました。
アラブ連盟、シリア復帰を承認 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)

シリア内戦によるアサド政権の国際的な孤立の脱却が進むことになっています。

アラブ連盟は中東とアフリカ諸国およびPLO=パレスチナ解放機構で組織され、政治、経済、文化、社会的関係の強化を目的としています。加盟国は7日に開いた会合で、シリア政府の代表団をアラブ連盟理事会の会合に復帰させることで合意しました。さらに、シリア危機の解決に向けた「現実的で有効な措置」を講じる必要性を強調していました。

アラブ連盟のアフマド・アブル・ゲイト事務総長が7日、記者団に語ったところによりますと、シリアのバッシャール・アサド大統領は「シリアは今夜からアラブ連盟の正式な加盟国になり、明日からはいかなる会合にも参加する権利をもつ。議長国が、今回の場合はサウジアラビアが招待状を送れば、(アサド大統領は)本人が望めば出席できる」と語りました。

専門家によりますと、シリアのアラブ連盟復帰によってアサド大統領が国際社会で復権できる可能性が浮上し、アサド政権に対する制裁の解除につながる可能性もあります。

アラブ連盟が参加資格を停止していたシリアの復帰を7日に決めたのを受け、アメリカが批判を強めていました。米国務省の報道官は同日、「シリアがこの時期にアラブ連盟復帰という恩恵を受けるのは適切ではない」と反対の立場を示した。シリアのアサド政権が同国で続く内戦終結へ向けて必要な措置をとるか疑問視しました。

シリアのアラブ連盟への復帰が決議されたことについて、ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ公式報道官は声明を発表し、この決定は地域情勢の正常化に寄与するもの出るとの見方を示しました。一方、ロシアはこれを歓迎するとの立場を明らかにしました。

アナリストらによりますと、シリアの復帰は同国の利益だけでなく、地域の平和と安定にも役立ちます。そして、世界の共通トレンドにも合致しているとしています。

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