2022年には、原材料価格の高騰、幾つかの国での生産保護政策や輸入品の基準の厳格化にもかかわらず、ベトナムの農・林・水産物の輸出活動はスムーズに行われました。市場と製品の多様化により、コメ、コーヒー、水産物などの輸出額が記録を更新しました。
農業農村開発省のレ・ミン・ホアン大臣は、「これらの新しい記録の達成により、2022年に、農業は経済の基幹的役割を果たしていた」と明らかにしました。
ホアン大臣は次のように語りました。
(テープ)
「農業部門は、経済成長を支える傍ら、社会福祉、食料・食品の安全保障に役立っています。農業の使命は、経済成長だけでなく、数千万人の労働者の就労に貢献することです」
多くの専門家や、科学者、協会、および農民組織は、品質のよい作物や家畜の新しい品種を研究、開発してきました。同時に、例えば、エビ養殖と稲作を結びつけること、収穫体験ツアー、農作業体験ツアー、OCOP=一村一品製品などの農業経済モデルが導入されたことで、農業の活発化に役立っています。
ホアン大臣はさらに次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトナムの農業部門は、厳格な規制を適用している海外の市場に進出できるように、農産物や水産物などの商品の多様化、質の向上に注力しています。これらの取り組みは、市場の要求に対応するようになっています」
農業部門は、2023年に、農村経済の開発、農業成長、雇用創出に集中する方針です。これらは、2021年∼2025年期の国家の新しい農村建設目標プログラム、および2050年を見据えた2021年∼2030年期の持続可能な農業農村開発戦略が目指す課題ともなっています。