「社会的距離」の緩和 感染抑制と経済社会発展を両立

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(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、4月1日に始まった厳しい社会的距離の確保措置が23日0時から、緩和されました。これにより、ベトナムは、新型コロナウイルスとの闘いを長い闘いと見なし、感染抑制と経済社会発展を両立させる段階に入りました。

社会的距離の確保措置の緩和に関する決定は、22日午後に開かれた首相と新型コロナウイルス感染予防対策国家指導委員会との会合で出され、ハノイとホーチミン両市を始め、全国各地で社会的距離の確保措置がうまく実施されて1週間連続で新たな感染者が出ないという結果に基づくものです。新型コロナウイルス感染が全世界に広がっている中で、これは目を見張るべき成果だと言えます。

この決定により、ベトナムは感染を抑制しながら、経済社会活動を徐々に回復して経済社会の発展を促進させてゆく方針です。この1週間以上、新たな感染者が出てないにもかかわらず、世界ではまだ感染が広がっている中で、全国民は引き続き、感染予防策を怠らずに、警戒心を高めなければなりません。また、ハノイ市・ホーチミン市・ハーザン省の3つの地方は「感染リスクが高い地方」に分類され、引き続き社会的距離の確保措置を継続しなければなりません。

他の地方では、社会的距離の確保が緩和されたものの、海外からの入国者全員を強制的に隔離させることや、2メートル以上の距離を取ることやマスクの着用などの対策は継続されます。また、経済社会に対する新型コロナの影響を最小限に抑えるために、一部業種以外の営業再開が可能になりましたが、祭りや人が集まるスポーツイベント、コンサート、ディスコ、カラオケ、マッサージ、メイクアップショップ、花屋、動物園などは引き続き営業禁止となりました。

ワクチンと治療薬が開発されるまでは、ベトナムは新型コロナウイルスと闘いながら、国民の日常生活を回復して経済社会の発展に全力を尽くしています。

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