労働生産性の向上に関する国家戦略

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(VOVWORLD) - 国際参入が進められ、競争が激しくなっている背景の中で、労働生産性の向上はベトナム経済とそれぞれの企業の競争力、また、ベトナムのような発展途上国の存続を左右する要素となっています。

労働生産性の向上により、迅速で持続可能な発展、「中所得国の罠」の回避、地域諸国との発展格差の是正が図られるであるとしています。先ごろ、ハノイで、国家レベルの労働生産性の向上に関する会議が行なわれ、グエン・スアン・フック首相は演説を行ないました。

統計総局によりますと、2018年、GDP=国内総生産の伸び率は7・08%に達し、就業者 1 人当たりの労働生産性は額にしておよそ4521ドルに達し、2017年と比べ6%増となっています。これにより、2016年~2018年期の労働生産性の平均増加率は5.77%増となりました。しかし、この数字は地域諸国と比べ、低いレベルにあります。今後、各国並みに労働生産性を向上させるため、ベトナムは大きな試練に直面すると予測されています。統計総局のグエン・ビック・ラム局長は低い労働生産性の原因としてベトナム経済規模が大きくないこと、経済構造と労働構造の移行が遅れていること、機械、設備、技術が時代遅れであること、人材の質が高くないことなどを挙げました。

会議で、発言に立ったグエン・スアン・フック首相は労働生産性を向上させるための6つの重要な解決策を取り上げました。その中には、あらゆる財源、とりわけ人材を効果的に配分・活用するための体制改革、労使関係を含む労働市場の改善、国外在留ベトナム人を含め、優れた専門家、知識人の誘致を目指す優遇政策の作成、国家機関への才能ある人材の採用、人材育成の推進などが含まれています。

また、フック首相は「政府は企業と常に力を合わせ、支援する」と強調するとともに、企業経営者、投資家、人民各層に対し、労働生産性の向上に力を尽くし、適切な措置の実施に積極的に参加して、労働生産性の向上に突破口を開く、ベトナムの迅速かつ持続可能な発展を目指すよう希望を表明しました。

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