4月7日の「全国民あげての献血デー」20周年にあたり、全国各地で献血運動が活発に行われています。4月7日が「全国民あげての献血デー」に定められた2000年からこの20年間、献血運動は人民各層が積極的に参加し、全国に広がっています。
今年の「全国民あげての献血デー」にあたり、グエン・フ・チョン党書記長・国家主席は全国民に書簡を送り、その中で、献血運動で収められてきた成果を顕彰するとともに、健康な人をはじめ全国民に対し、献血運動に積極的に参加していくよう呼びかけました。新型コロナウイルス感染が拡大している中で、献血運動を強化することは国民の健康保護、国の持続可能な発展に貢献するとしています。
この20年間集められてきた血液は400万リットルに達しています。これまで、「赤い旅」や、「赤い日曜日」、「赤い春祭り」など様々な献血運動が全国で盛んに行われてきましたが、ベトナム赤十字協会中央委員会のグエン・ティ・スアン・トゥ会長によりますと、参加者数は年々増えています。
ハノイに本部を置く中央血液学輸血病院のバック・クォック・カイン院長によりますと、新型コロナウイルスの感染症の流行により、3月からこれまで、全国各地で、約100件の献血運動が中止せざるを得ませんでした。しかし、この数日、多くの献血運動が再び活発に行われているとしています。
人々は、献血運動に参加することで、自分の健康を保護しながら、社会と共に力を合わせます。新型コロナウィルスが複雑に推移している背景の中で、これは、有意義な活動であり、患者の命を救うだけでなく、仁愛の心を国民の間に育てることにも役立つと評されています。