まもなく、東北部バクザン省でライチの収穫期が間もなくやってきます。今年のライチの収穫量は昨年より多くなる見通しです。現在、ライチを栽培している農家は収穫の準備を急いでいますが、新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で、バクザン省はライチの販売のため、様々な計画を立案しています。

今年、バクザン省のライチの栽培面積はおよそ2万8千ヘクタールで、収穫量は16万トンが見込まれています。その中で、1万5000ヘクタール余りがVietGAP＝ベトナム安全農産物生産基準、338ヘクタールがGlobalGAP＝国際基準のグローバルギャップを満たしています。先頃、日本の農林水産省はバクザン省ルックガン県で生産されるルックガンライチを、地域の農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示として登録したと発表しました。

国内外で新型コロナウイルス感染症が蔓延している中で、バクザン省のライチ生産農家はライチの販売、消費における新型コロナ予防措置を講じています、ルックガン県ザップソン村に住むグエン・テイ・ナムさんは次のように語っています。

（テープ）

「新型コロナウイルス感染症が複雑な動きを見せているので、私たちはライチを収穫する時や販売する時、マスクを着用したり、消毒液で手洗いするなど、予防対策を徹底的に実施しなければならないことを認識しています。今年、地元の行政府はライチ栽培農家のライチ消費を支援するため多くの対策をとっています。これと同時に、ライチを買い入れるため外国から入国する外国人業者を対象に、隔離措置をとるので安心しています」

ルックガン県人民委員会は新型コロナウイルス感染症予防対策を実施しながら、ライチを収穫できるように計画を立案しました。ルックガン県人民委員会のグエンテーテイ副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは新型コロナウイルス感染症予防対策を実施して、ライチを買い入れるため外国から入国する外国人業者を対象に、隔離措置をとります。これらの業者がベトナムに入国した直後から21日間、指定されたホテルで隔離されます。21日間の隔離期間を終えた後も、バクザン省の各企業は引き続きこれらの業者の健康を監視します」

現在、バクザン省は多くの外国人の業者からの買い付け注文を受けました。2020年に、新型コロナウイルス感染症が蔓延していましたが、バクザン省はライチの消費計画を作成したので、売上高は過去最高となったということです。