ベトナム外交部門 国の発展のための平和で安定した環境を維持

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(VOVWORLD) -2023年の伝統的お正月テトにあたり、ブイ・タイン・ソン外務大臣は記者団の取材に応え、2022年の外交部門の成果、および2023年の任務について紹介しました。

ソン大臣によりますと、外交部門は新たな情勢の中で国の発展のための平和で安定した環境の維持と包括的・近代的な外交の促進を両立させることを優先課題と見なしています。2022年、外交部門は、社会経済の開発、新型コロナ収束後の経済回復に積極的に貢献してきました。二国間外交について、外交部門は近隣諸国や大国、重要な相手国、および友好関係を持つ国との連携を強化してきました。

多国間外交に関し、ベトナムは第77回国連総会副議長、2023年~2025年期の国連人権理事会理事国、2003年のUNESCO=国連教育科学文化機関の「無形文化遺産の保護に関する条約(無形文化遺産保護条約)」の2022年~2026年期の政府間委員会委員に選出されました。

また、市民の保護活動は効果的かつ頻繁に行なわれるほか、対外報道活動が強化され、ベトナムのイメージアップに貢献するだけでなく、ベトナムの立場を世界の人々に正確に伝えているとしています。

2023年の任務について、ソン大臣は、「国の発展のための安定的かつ持続可能な環境づくり、近隣諸国、大国、戦略的パートナー、包括的なパートナーなどとの関係の強化、多国間関係の拡大、広範な国際統合、ASEANや国連の活動への積極的な参加、党・国家・国会の外交活動、および草の根外交の促進、対外活動に携わる幹部の連携緊密化に取り組む」と強調しました。

また、外交部門は、国の経済発展事業と輸出活動の拡大にも貢献しています。さらに、外交と国防・安全保障の確保を結びついて、その連携を緊密化させ、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)、および陸上国境に関する状況を見守り、当事者との協力を促進するとともに、ベトナムの主権、領土保全、管轄権、正当な利益への侵害行為と断固として闘う方針です。さらに、国際法、UNCLOS 1982年国連海洋法条約に従ってCOC=海上行動規範の早期作成に対する効果的交渉を促進するとしています。

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