ベトナムの各地方の発展を示すPAPI 2019

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(VOVWORLD) - 2019年版のPAPIの調査結果によりますと、新型コロナウィルス感染症の影響で、貧困世帯をはじめ社会保険に加入しない多くの人々は多大な困難に直面する恐れがあるとしています。

既にお伝えしましたように、先ごろ、UNDP=国連開発計画は、ベトナムの各省・市における「PAPI=統治・行政・管理効果指数」調査結果2019年版を発表しました。PAPI 2019年版は、ベトナム国内63の省・市に住む1万4138人の地元住民を対象に行なわれました。

PAPI 2019年版には各地方の多くの重要な進歩が記録されています。その中で、2011年∼2019年期に省レベルの行政当局の活動の効果が絶え間なく改善されたことがあります。特に、汚職防止対策が引き続き強化され、行政当局者に対する国民の満足度の向上につながりました。

国民を対象に各省・市における統治・行政・管理効果指数を研究・分析・評定を行うことは、重要な意義があります。というのは、これは国民の思考や、願望を反映し、省レベルの管理活動の効果を評価するだけでなく、政策の調整、完備にも役立つからです。

PAPI 2019年版には、性別カテゴリーをも分析しています。それによりますと、女性のリーダーシップに対する偏見がまだ残っていることがわかりました。ベトナム駐在オーストラリ大使を務めるロビン・ミューディ女史は、「オーストラリアは、ベトナムでの男女平等と女性へのエンパワーメントの強化を重視している」と明らかにしたうえで、「女性指導者らに対する偏見を克服する必要がある」と強調しました。

2019年版のPAPIの調査結果によりますと、新型コロナウィルス感染症の影響で、貧困世帯をはじめ社会保険に加入しない多くの人々は多大な困難に直面する恐れがあるとしています。

UNDPの代表者によりますと、今後も、PAPI調査は引き続き、重要な課題の研究・分析に注力していきますが、これは、ベトナムがさらに持続可能な開発目標の実現に成果を達成していくことに役立つとしています。

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