ベトナム、 初の生きている人からの四肢移植手術に成功

Chia sẻ
(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、24日、ハノイに本部を置く108号軍医病院は、「生きているドナーから提供された前腕の移植手術に成功したと発表しました。これは、世界最初の生きている人からの四肢移植手術でもあります。

移植された人は、31歳のファム・ヴァン・ヴォンさんで、2016年に労働中の事故で、左手と腕の3分の1を失いました。ヴォンさんに左手と腕を提供したドナーは、同じ労働事故で左腕全てを切断せざるを得ませんでしたが、手と腕の3分の1は問題はありませんでした。

ドナーからの切断手術、および、ヴォンさんに移植する手術が1月21日に同時に108号軍医病院で行われました。同病院のグエン・テ・ホアン副院長によりますと、多くの技術的問題がありましたが、手術は8時間で行われ、36の骨格筋と2本の骨、また、骨膜や骨髄が結合されました。手術から1か月以上たちましたが、ヴォンさんの腕と手は通常動作の50%動かせるようになっているとしています。

1998年以来、世界で89件の四肢移植手術が行われましたが、すべての手術は、脳死患者からの移植によるものです。そのため、108号軍医病院の今回の手術は、生きている人からの四肢を移植する世界初の手術であると言えます。

この成功は、新たな治療方法の開発につながります。108号軍医病院の院長を務めるマイ・ホン・バン中将は、「今後も、わが病院は四肢移植手術の研究・開発とその質的向上に力を入れていく」と明らかにしました。

ご感想