ベトナムの女性、国の発展事業に貢献

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(VOVWORLD) -  ジェンダー平等は世界各国が目指している重要な目標であり、社会の発展程度を評定するための要素でもあります。もちろん、ベトナムも例外ではありません。ベトナムは常に、この問題を重視し、ジェンダー平等確保のために複数の措置を同時に取ってきました。したがって、国の発展事業における女性らの重要な役割が日増しに高まっています。

ジェンダー平等法が発行されてからこの10年間、女性と少女に対する社会共同体の意識は積極的に変化してきました。各レベルの行政府の女性メンバーが増えていることや、党政治局と中央執行委員会の女性委員らが増えていること、史上初の国会議長が誕生したこと、政治局員の3人が女性であること、国会議員の27・1%が女性であることなどはその証とみられています。

特に、経済分野において、女性経営者が急増しています。統計によりますと、各企業の女性オーナーの割合は2009年の4%から2017年に27・8%に増加し、東南アジア地域のトップとなっています。近年、ベトナム国内各地ではスタートアップ運動が活発に行われていますが、多くの女性はその運動の先頭に立っています。

注目すべきことは、多くの女性が富を手にしてから、雇用創出や、資金、技術、職業訓練などの面でほかの女性を支援していることです。中部港湾都市ダナンの女性連合会のグエン・ティ・トゥ・ハ会長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「わが市の女性スタートアップ支援プログラムは望ましい成果を収めています。これは女性の仕事斡旋や、経営、収入向上、生活水準の向上などに貢献しています。今後も、女性スタートアップへの支援を強化していく方針です。」

社会が迅速に変化・発展していく中で、女性たちは絶え間なく心身練磨をし、自らの能力を高めています。これに関し、ベトナム女性連合会のド・ティ・トゥ・タオ会長は次のように述べています。

(テープ)

「女性らは通常より努力しなければなりません。彼女たちは家族の世話をしながらもビジネスを行っているからです。そのため、女性たちは、自分の能力を高め、IT=情報技術を含め新しい知識を身につくように取り組む必要があります。」

国連は、「ベトナムは、持続可能な開発のための2030アジェンダに盛り込まれるジェンダー平等と女性へのエンパワーメントという目標の実施で、最も良好な成果を収める10か国の1つである」と評価しました。これは、客観的な評価であり、ベトナムのジェンダー平等確保事業を鼓舞するものとみられています。

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