ベトナムにおける海洋保全と海洋経済の持続可能な発展

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(VOVWORLD) -現在、ベトナムの全国各地は、6月1日から16日までの「ベトナムの海洋と島嶼ウイーク」の諸活動を展開しており、6月8日の「世界海洋デー」に応えています。
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北部港湾都市ハイフォン市にあるカットバ島の光景(TTXVN撮影)

およそ3200キロメートルの海岸線を擁するベトナムは、海洋開発に向けた多くの利点に恵まれています。

これまでに、ベトナムの党と国家は、海洋開発に関する複数の主張や、路線を発布してきました。第12期党中央委員会の第8回会議は、2030年までの持続可能な海洋経済発展戦略と2045年までのビジョンに関する決議第36号を採択しました。そして、第13回党大会は、「海洋経済は、2030年までにベトナムが近代的な工業を有する上位中所得国になるための重要な任務、方策の一つである」と確定しました。

海洋保全

今年の「ベトナムの海洋と島嶼ウイーク」は、海洋と島嶼に関する問題を集中的に宣伝することになっています。例えば、国際法で認められた海洋におけるベトナムの合法的かつ正当な権利と利益や、海洋環境保全、海洋の生物多様性の持続可能な開発、気候変動と海面上昇への主体的対応、自然災害対策、海上の救護救難などを宣伝することです。

また、各地方は、違法・無報告・無規制漁業への防止対策や、海洋と島嶼に関する分野での国際的協力などを集中的に行っています。この機に、各地方は、経済社会発展、国防安全保障に繋がる海洋資源の管理、開発、利用、海洋環境の持続的保護に関するセミナーや会議、座談会の開催を奨励されています。

海洋経済の持続可能な発展

ベトナムは、グリーン成長や、生物多様性と海洋生態系の保存、経済と自然生態系の調和確保などを基礎にして、海洋経済を持続的に発展させると共に、海洋の潜在力とメリットを経済発展に活用してゆく方針です。ベトナムの海洋経済の発展は、国際基準に合致しています。海洋資源の開拓、海洋生態系の回復は、国防安全保障と海辺に住む人々の生活改善に繋がっています。ベトナムは、2030年までに、海沿いの28の省、市のGDP伸び率は、全国のGDPの65~70%に占めるように取り組んでいます。

ベトナム海・島嶼総局のディン・ティ局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ベトナムは海洋経済の持続可能な発展を効果的に展開するためには、海洋経済発展に関する体制の完備、人材の育成、インフラの整備などを集中的に行う必要があります。同時に、あらゆる措置を足並みを揃えてとることです。」

海洋保護と海洋経済の持続可能な発展は、世界各国の傾向となっています。ベトナムは、その世界的な傾向に沿って、海洋と海洋資源を持続可能な開発に取り組んでいます。

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