HCM市、臨機応変な疫病対策措置をとる

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(VOVWORLD) - ホーチミン市は、現時点まで確認されてきた新型コロナウイルスの市中感染者数が1800人を超え、疫病状況が最も複雑に推移する地方となっています。こうした中、同市は疫病抑制を目指し、強固かつ臨機応変な対応策をとっています。

5月31日から、ホーチミン市内の全域で、社会的距離規制が適用されています。特に、危険区域とされるゴバップ区や、タインロク町、第12区が封鎖されています。

それに加えて、このほど、同市人民委員会は指示5号を発布し、その中で、市内での交通輸送を含め複数のサービスを停止するとともに、市民に対し、「3人以上で集まらず、疫病予防対策に関する保健省の規定を厳守し、外出を自粛するよう」要請しています。これらの措置は市民が支持し、徹底的に履行されています。

あるタクシードライバーの話です。

(テープ)

「ドライバーを含め市民全員は当局者の規定を厳守する責任があります。社会的距離規制は疫病予防対策の重要な一部だからです。生活上で困難がありますが、自分とほかの人々の安全や、疫病の早期収束を目指し、順守しています。」

6月21日から、ホーチミン市の保健局は市内での新型コロナウイルスのワクチン接種プログラムを展開し、4320人の医療従事者が参加しています。第4回となった今回のプログラムを通じて、市内の労働者全員が接種を受けるとしています。

ベトナムは年末まで、1億回分のワクチンを購入する計画ですが、ホーチミン市はその中の1000万回分を配分される見通しです。同市人民委員会のズオン・アイン・ドゥク副委員長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「今回のワクチン接種プログラムは、新型コロナとの闘いの先頭に立つ人々のほか、感染の可能性が高い各工業団地とハイテクパークの労働者や、企業経営者、管理者も優先対象となっています。ワクチンの51%はそれらの対象者充てられます。」

他方、市内での集中隔離施設の拡大とその能力向上、在宅隔離・検疫なども効果的な措置と見られ、積極的に展開されています。現在、市内の各病院は「3000病床を追加する」計画を展開しています。

当局者や、医療部門、市民の協調、団結、努力により、ホーチミン市は早期に新型コロナウイル感染症を抑制し、市民生活の安定を取り戻すようになるでしょう。

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