ドラゴンフルーツの収穫期を迎えるチャム族の村＝Báo Đồng Nai

チャム村には、およそ2200人が住んでいますが、その9割以上は少数民族チャム族です。数年前に、村人は、時代遅れな慣例を維持し、また、稲作だけで生計を立てたため、生活は困難のどん底にありました。しかし、最近、現地の行政当局からの宣伝、積極的な支援を受けて、現地住民は、時代遅れな慣例を撤廃し、農作業の新たな方法を導入した結果、生活が著しく改善されるようになっています。

アツコリックさん一家は、1ヘクタールを超える田畑を所有していますが、長年にわたって適用していた時代遅れの慣例農業により、この田畑は、生活にあまり役に立たなかったということです。4年前に、彼は、現地の支援の下で、農業銀行から融資を受けて、牛の飼育、果肉が赤いドラゴンフルーツの栽培をしました。真面目に労働したお陰で、ドラゴンフルーツ園は、毎年、高い収穫をあげています。ドラゴンフルーツの販売による年収は、4億ドン、約187万円にのぼっています。アツコリックさん一家は、貧しい家庭から、生活に余裕が出きた家庭となり、現地における優れた農民となっています。

アツコリックさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「前は、500本のドラゴンフルーツの木を栽培していましたが、現在は、2倍増の1000本になっています。毎月の収入は、約３千万ドンないし４千万ドンに達していますよ。」

この間、スアンロック県は、チャム族の物心両面での生活向上を図る様々な措置を講じてきました。国家の貧困解消プログラムが展開された結果、農村部にある全ての道路がコンクリート化され、全ての民家は、生産用電気と生活用水を使用するようになりました。

チャム村のある住民の話を聞いてください。

(テープ)

「党と国家の支援政策のお陰で、現地住民の生活は改善されつつあります。村の至るところで、道路や電気網が整備され、立派な学校が建設されました。また、村に多くの会社ができて、村の青年たちに安定した仕事をもたらしています。」

生活が改善するにつれて、チャム村の住民たちは、地元の行政当局が発動した様々運動に積極的に参加し、村人による文芸チームも設立され、ドンナイ省文化的出来事によく公演しています。チャム族の村の変化は、現地住民の団結、困難状態を脱出する決意の表れかもしれません。