技術分野に携わる株式会社「Cloudify（クラウディファイ）ベトナム」社はこの数年間、中小企業のデジタルトランスフォーメーション事業の先頭に立ち、技術的ソリューションの研究・開発への投資を促進しています。その中で、多くのソリューションが中小企業によって高く評価され、威信のある複数の賞を受賞してきました。
2021年末に行われた「ベトナムトップブランド2021」プログラムで、Cloudifyベトナム社は全国の80万社の企業を押さえ、「トップ10メークインベトナム」という賞を受賞し、最も優れたデジタルソリューションを持つ10社のリストに入りました。受賞した同社の製品は「Cloudify ERP –中小企業の全面的デジタルトランスフォーメーション」です。また、2022年、政府は同社に対し、中小企業のデジタルトランスフォーメーションに関わるソリューションを研究・開発する任務を託しました。
Cloudifyベトナム社の創立者であるホアン・ミン・クアン氏によりますと、Cloudify ERPは企業が製品の生産や、輸送、保管、販売、材料購入、会計、人事、マーケティングなど自社のすべての活動を管理するための総合的なデジタルソリューションであるとしています。これにより、経営者はスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも企業の活動を管理・監視できるようになります。
 Cloudifyベトナム社の創立者であるホアン・ミン・クアン氏＝Cloudify |
Cloudify ERPのほか、Cloudifyベトナム社は、中小企業がコストや、インフラ、人材などに関する問題を解決するためのソリューションを開発しているとしています。クアン氏の話です。
（テープ）
「我々はデジタルトランスフォーメーションに携わるほかの企業とともに、中小企業の課題解決を目指し、複数のモデル・技術・ソリューションを研究しています。その中で、『ソフトウエアはサービスである(Software as Service)』というモデルがあります。これは中小企業をはじめ各企業が価値の高い近代的デジタルプラットフォームにアプローチすることに役立っています。また、クラウドコンピューティングも開発しています。これにより、経営者はマウスのクリックだけで、重要な技術とデータをダウンロードできるようになります。また、企業がAI=人工知能や、ブロックチェーン、モノのインターネットなど近代的な技術にアプローチすることにも寄与します。3つ目は、企業が労働者を採用するためのプラットフォームを開発しました」
これまで、Cloudifyベトナム社は自らの努力と決意で、食品加工や、機械製造、不動産、繊維製品、化粧品、医薬品、木工製品、プラスチック製品などの分野で、2000件以上のデジタルトランスフォーメーションプロジェクトを行ってきました。その顧客の中にはハンフィメックスや、ジンフード、クオンガン、テクランド、KCTベトナム、ハンテコ、バオミンプラスチック、チワールベトナム、ゴミ、リフォコなど大手企業も含まれます。また、Cloudifyベトナム社は商業銀行「ベトティンバンク」や、ハラバン、GMO-Z.com、 RUNSYSTEMなど大手企業とも緊密なパートナーシップを結んでいます。
Cloudifyベトナム社は絶え間ない発展と成功を収めています。去る5月12日に行われた「ベトナムの電子商取引の全景フォーラム」で、同社はまた、「ザ・ベスト・ソリューション2021」賞を受賞しました。「ベトナムの電子商取引の全景フォーラム」はベトナム電子商取引協会の主催による年次活動であり、国内の優れた企業と優れた技術製品を顕彰するためのものです。Cloudifyベトナム社が著名な企業をも含む数千社の企業を押さえて、この威信ある賞を受賞したのは誇るべきこと評されています。
先ほどのCloudifyベトナム社の創立者ホアン・ミン・クアン氏は次のように述べています。
（テープ）
「各デジタルプラットフォームを結ぶために先頭に立ち、努力しなければならないと認識しています。これは『メークインベトナム』エコシステムづくりを目指し、『メークインベトナム』に参加する企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるためです。『企業がどちらのプラットフォームを使用するかは重要ではない。企業がデジタルトランスフォーメーションで成功するかが重要である』という方針を打ち出しています。企業がチャンスを掴んで成長し、国の開発事業に貢献することが重要だからです。」
Cloudifyベトナム社は、2025年をめどに10万社のデジタルトランスフォーメーションを行うという目標を定めています。これは大胆な目標ですが、達成可能であると評されています。この目標達成を目指し、同社は全力をあげて取り組んでいます。Cloudifyベトナム社の最高顧客責任者を務めるアンニ・フイン女史は次のように明らかにしています。
（テープ）
「新型コロナウイルス感染症収束後の成長速度とデジタルトランスフォーメーションの需要増加は大きなチャンスと見なされています。現在、わが社は全員が最も重要な製品の開発に力を入れています。我々はベトナム人の知恵でベトナム人にサービスを提供し、中小企業を支援したい意向があります。同時に、国の開発事業にも貢献したいのです。」
Cloudifyベトナム社の創立ホアン・ミン・クアン氏は、中小企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するという同社の目標が達成可能なであるとの確信を示しています。これは各機関、企業、地方のデジタルトランスフォーメーションの促進にも貢献すると評されています。