南中部沿岸地帯のニントゥアン省は平野部のほか、山や海もあり、一年中晴天に恵まれています。ニントゥアン省の住民の大部分は少数民族チャム族で、ユニークな文化遺産を有しています。
(現場のテープ)
ニントゥアン省は100キロメートルにおよぶ海岸線を持つほか、ビンヒー湾、ニンツー湾、ビンティンビーチ、カーナービーチなど白砂と透明度が高い海を有しています。特に、ビンヒー湾はベトナムで最も美しい湾岸の一つに選ばれました。
同湾は広い森林、壮大な山脈に囲まれている穏やかな海です。また、弓形をしたニンツービーチには透明度が高い海があります。これらはニントゥアン省の観光開発にとっての強みです。
ニントゥアン省のカテ祭りとバウチュック陶器村はユネスコ=国連教育科学文化機関により、無形文化遺産に認定されました。ヌイチュア国立公園にある生物圏保護区、ホアライ塔(Tháp Hòa Lai)とポ・クロン・ガライ塔(Tháp Po Klong Garai)の2つの国レベルの特別遺跡があります。
そのほか、ニントゥアン省には国レベルの遺跡17か所、県レベルの遺跡44か所があります。ニントゥアン省文化スポーツ観光局のバン・コン・ホア副局長は次のように語りました。
(テープ)
「ニントゥアン省にはキン族のほか、中華系民族、チャム族、ラグライ族などの少数民族が居住しており、豊かな文化遺産を持っています。ニントゥアン省を訪れる観光客はポ・クロン・ガライ塔を見学したり、カテ祭りに参加したりすることができるほか、バウチュック陶器村、ミーギエプ手織物生産村を訪れることができます。」
ポ・クロン・ガライ塔 |
ポ・クロン・ガライ塔は 13世紀に建てられ、ファンラン・タップチャム市の中心部から9キロ離れたところにあります。精巧且つ豪華な彫刻を持つ、全国で最も美しいチャム塔の一つと評価されています。ニントゥアン省博物館のタイン・ニヤイ副館長は次のように語りました。
(テープ)
「ポ・クロン・ガライ塔は現在、ベトナムにあるチャム塔の中で最も原型に近い状態で保存されているものです。国の特別な遺跡として認定されてから、ポ・クロン・ガライ塔を訪れる観光客が急増しました。ポ・クロン・ガライ塔はニントゥアン省の観光の目玉となっています」
バウチュック陶器 |
特に、ニントゥアン省トアンナム県フォックジン村ソンハイ集落にあるTanyoli 観光地はニントゥアン省の有名な観光地で、ミニモンゴル村かのように建設されました。ビントアン省フアン・ティット市からの観光客レ・タイン・ハイさんは次のように語りました。
(テープ)
「Tanyoli観光地に入るとモンゴルの高原に迷い込んだような感じがしました。ここにある野営テントはモンゴルのデザインで飾られ、室内装飾もモンゴルと同じです。砂丘はとても見事です。また、海も美しく、透明度が高いです。そのほか、芝そり、サンドスキー、砂丘のクワッドバイクなどを体験できます」
ニントゥアン省からニャチャン市・ファンティエット・ダラットなど中部の有名な観光地に行くのは便利ですから、今後、ニントゥアン省の観光がさらに発展することが期待されています。