ホーチミン主席の父親のお墓の遺跡地区

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(VOVWORLD) -南部ドンタップ省はハスの花の産地として知られていますが、ここにはホーチミン主席の父親であるグエン・シン・サック氏のお墓があります。

グエン・シン・サック氏のお墓がカオライン市第4区にあるファム・ヒュ・ラウ通りにあります。このお墓は遺跡地区として1922年国家遺跡に認定されています。

ホーチミン主席の父親のお墓の遺跡地区 - ảnh 1

1862年、中部ゲアン省ナムダン県キムリエン村に生まれたグエン・シン・サック氏は幼い時から、聡明で向学心が強い人でした。封建時代の科挙試験に合格してから、短い期間にグェン王朝時代の官僚として務めたことがありましたが、後に、退職して、ドンタップ省に行き、教鞭を取りながら、薬剤師として貧しい人々を対象に、治療してくれました。グエン・シン・サック氏が1929年に死去しました。地元の人々はグエン・シン・サック氏の恩に報いるため、地元でサック氏のお墓を建てました。

当初、グエン・シン・サック氏のお墓は小さいものでしたが、1975年に南部完全解放・祖国が統一されてから、立派に建てられました。このお墓の遺跡地区の敷地内では全国各地の人々から贈られた珍しい花や果樹が植えられています。

ホーチミン主席の父親のお墓の遺跡地区 - ảnh 2

お墓の前には5つ星を型どったハスの池があり、真ん中には高さ7メートルのハスの塔が建てられました。グエン・シン・サック氏の遺跡地区のガイド トェット・ニー( Tuyet Nhi) さんは次のように語りました。

(テープ)

「グエン・シン・サック氏の遺跡地区は5つの地区に分けられています。これらはお墓、展示会館、神社、ホーチミン主席の高床式の家、ホアアン村ということです。その総面積はおよそ9ヘクタールです。このお墓が1975年に建設が始まり、1977年に完了しました。お墓に敷かれる大理石は東北部クアンニン省から運ばれました。このお墓はハスの花をかたどっています。ハスの花はドンタップ省のシンボルであるからです。」

グエン・シン・サック氏の遺跡地区の目玉として挙げられるのは生前グエン・シン・サック氏が住んだホア・アン村とホーチミン主席が晩年を送ったハノイにある高床式の家の模型です。南部キエンザン省ラックザー市からの観光客チャン・バン・フォク( Tran Van Phuoc) さんは次のように語りました。

(テープ)

「この遺跡地区を訪れるのは今回が初めてです。グエン・シン・サック氏のお墓は見事な建築様式で建てられました。グエン・シン・サック氏の人生に感服しています」

ホーチミン主席の父親のお墓の遺跡地区 - ảnh 3

今後、グエン・シン・サック氏の遺跡地区ではホーチミン主席の人生と革命事業にちなんだ現物を紹介する展示会館が開設されます。

この遺跡地区はラックザー市に足を運ぶ観光客の見所の一つだけでなく、若い世代を対象にした革命伝統を教育する場所でもあります。グエン・シン・サック氏の遺跡地区の責任者であるフアン・ティ・ブー・クェン( Phan Thi Vu Quyen) 女史は次のように語りました。

(テープ)

「ドンタップ省の各部門や機関はこの遺跡地区を共産党の入党式や優秀な人物を顕彰する式典などの開催地として選んでいます。グエン・シン・サック氏は向学心が高い儒教者であることから、ドンタップ省はグエン・シン・サック氏の名を冠にした学習奨励基金を設立しました。毎年、グエン・シン・サック氏の遺跡地区を訪れる各地の人々の数はおよそ40万~50万人にのぼっています」

現在、毎年旧暦10月25日から27日までのグエン・シン・サック氏の命日はドンタップ省の祭りとなっています。


 

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