ベトナム人民軍が設立された場所の訪れ

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(VOVWORLD) -この歴史遺跡を訪れると、ベトナム人民軍の輝かしい伝統を理解できるだけでなく、200ヘクタールにおよぶ原生林を探検することができます。
ベトナム人民軍が設立された場所の訪れ - ảnh 1

チャン・フン・ダオ林の特別国家遺跡は北部山岳地帯カオバン省グェンビン県タムキム村とホアタム村に位置し、カオバン省の省都カオバン市から西南へ約50キロ離れたところにあります。この遺跡地区にはベトナム革命における重要な出来事にちなんだ一連の遺跡地区があり、カオバン省の歴史遺跡を見学するならば見逃すことはできない場所です。

この歴史遺跡を訪れると、ベトナム人民軍の輝かしい伝統を理解できるだけでなく、200ヘクタールにおよぶ原生林を探検することができます。

この歴史遺跡を訪れると、まず始めに見かけるのは1944年12月22日に行われたベトナム人民軍の前身であるベトナム解放宣伝隊の設立式典に参加した兵士34人のレリーフです。この遺跡地区のガイドホン・ハインさんは次のように語りました。

(テープ)

「このレリーフはベトナム人民軍創設60周年を記念するにあたり作られたものです。このレリーフの上にはベトナム人民軍を守っていた森林を模型にしたものです。また、レリーフの中心部にはボー・グェン・ザップ将軍と設立式典に参加した34人の兵士です。」

ベトナム人民軍が設立された場所の訪れ - ảnh 2

このレリーフからおよそ200メートル行くと石碑があります。ここはベトナム解放宣伝隊の設立式典が行われた場所です。先ほどのガイド ホン・ハインさんはさらに次のように語りました。

(テープ)

「これはベトナム解放宣伝隊の設立式典が行われた場所です。1944年10月、当時のベトナム革命の指導者であるグェン・アイ・コク、つまり、のちのホーチミン主席は海外から帰国しました。ボー・グェン・ザップ大将が国内の革命状況を報告したことに耳を傾けてから、ホーチミン主席はベトナム解放宣伝隊の設立を指示しました。

そして、1944年12月22日17時に、ベトナム解放宣伝隊の設立式典が盛大に行われました。式典で、ザップ大将は演説を行い、祖国に対する解放宣伝隊の任務を明らかにしました」

現在、ここに建てられた石碑には式典に参加した兵士34人の名前とベトナム人民軍の誓う言葉10点が書かれました。この石碑から505段の石造りの階段を登ると頂上に着きます。先ほどのハインさんの話です。

(テープ)

「かつて、ボー・グェン・ザップ大将はファイカットという敵軍の基地を攻撃する戦いの準備のため、この山の頂上から周りにある状況を観察しました」

現在、かつてのファイカット基地が展示室として利用されました。ここではベトナム解放宣伝隊の設立式典にちなんだ写真や品々が紹介されています。

チャン・フン・ダオ林の特別国家遺跡を訪れるならば、ベトナム人民軍の輝かしい伝統を理解するだけでなく、原生林の美しさを堪能できます。ここには手つかずの自然の美しさが保たれているからです。


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