気候変動に対応する農業生産モデルに励むディンさん

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(VOVWORLD) -現在、ディンさん一家はヤギ飼育のお陰で生活に余裕ができるようになりました。

干ばつと塩害が深刻化し、農業生産に大きな被害をもたらしている状況の中で、ベトナム最南端カマウ省チャンバントイ県カインフン村に住むグエン・バン・デインさんは、農業構造を転換することにしました。彼は2016年にヤギの飼育を始めました。現在、ディンさん一家はヤギ飼育のお陰で生活に余裕ができるようになりました。

彼の話を聞いてみました。

(テープ) 

「私が住んでいる地域は、ヤギが好む雑草などが沢山ありますので、ヤギの飼育に最適です。そこで、ヤギを飼育することにしたのです。」

ディンさんの話によりますと、当初は、経験がないため、ヤギの飼育過程には多くの困難がありました。しかし、新聞や書籍の情報、経験のある人々などを参考にして、だんだんヤギの飼育の方法が分かるようになりました。その結果、その1年後に、ヤギの数を約100匹に増しました。現在、ヤギの飼育による年収は、2億ドン、約100万円にのぼっています。

その成功で、彼は、引き続きヤギの数を増やしながら、ヤギ飼育協同生産組合を設立しました。現在、この生産組合には7世帯が参加しています。組合員は、子ヤギの提供を受け、ヤギの飼育方法を教わります。現在、この生産組合が飼育しているヤギの数は300~500匹に上っています。

組合員の一人は次のように語りました。

(テープ)

「ヤギは、飼育しやすい動物です。また、豚や、ニワトリ、アヒルの飼育と比べても、ヤギの飼育による収入の方が高いです。ただ、ヤギの放し飼いは、手間がかかりますね。」

ディンさんはさらに次のように語りました。

(テープ)

「現地に住む生活困難な世帯を助けたいと思って、この協同生産組合を設立することにしました。組合員は子ヤギを無料でもらって飼育します。そして、協同生産組合は、その組合員から、ヤギを買います。また、ヤギの数を拡大したい世帯に雌ヤギを借ります。」

ディンさんによるヤギの飼育モデルは、青年によるスタートアップの模範的な運動に選ばれました。このモデルは、経済発展に繋がるモデルとして南西部各省を始めとする全国各地において拡大されつつあります。

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