「優秀な首都圏民」の称号を持つ英雄ラ・バン・カウさん

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(VOVWORLD) -
「優秀な首都圏民」の称号を持つ英雄ラ・バン・カウさん - ảnh 1 ベトナム人民軍の英雄ラ・バン・カウさん

ベトナム人民軍の英雄ラ・バン・カウさんのお手本は、ベトナムの歴史書に記されています。カウさんは、今年89歳を迎えましたが、「生きている限り、祖国に貢献したい」と述べました。先ごろ、彼は、ハノイ市人民委員会から「優秀な首都圏民」という称号を授与されました。

1931年生まれのカウさんは、北部山間部カオバン省の少数民族テイ族出身です。かれは、ベトナム人民軍の大佐で、二等・三等軍功勲章、及び一等抗戦勲章を授与しています。

カウさんは、17歳で入隊し、フランス殖民地主義者との戦いにおいて多くの戦功を収めました。特に、ドンケ戦いに参戦した時に、敵から銃撃を受けたため、彼の片手が負傷しましたが、戦いを続ける為に、彼は、同僚の部隊にその手を切断してもらいました。

カウさんは次のように思い出しました。

(テープ) 

「当時、ホーチミン主席とボ・グエン・ザップ大将は、1950年のトウドン国境作戦の幕開けとなるドンケ戦いを直接指揮していました。ドンケは、カオバン省とランソン省の間に位置する重要な拠点ですから、多くの敵軍と武器が集まったのです。ホーチミン主席は、この戦いに参戦する部隊たちに宛てた手紙の中で『この戦いは極めて重要ですから、必ず勝つ』と書きました。私たちは、爆発物で敵の要塞を打ち砕く任務を担いました。この歴史的な戦いは、1950年9月16日の午前に行われました。」

1950年のトウドン国境作戦を総括した時に、ザップ将軍は、若い戦士のラ・バン・カウさんに「敵を殺して、戦功を収める運動におけるお手本である」と表彰しました。1952年に、カウさんは、「人民軍の英雄」という称号を授与されました。

各世代ベトナム人にとって、ベトナム人民軍の英雄ラ・バン・カウ大佐は、勇敢な精神で「伝説的人物」となっています。ハノイ市民は次のように語っています。

(テープ)

「小学生の頃、学校でラ・バン・カウさんが英雄の戦士であることを勉強しました。手に負傷しましたが、邪魔をしないように、同僚にその手を切断してもらって、戦いを続けたということです。カウさんは、私たちのような若い世代が見習うべきお手本ですよ。」

1983年に、カウさんは、政治総局に勤めました。そして、軍事博物館や、ベトナム祖国戦線中央委員会などを歴任し、1996年に退職しました。彼は、ハノイ市内の居住地において、常に、人民部隊としてのお手本を見せています。

カウさんは次のように語りました。

(テープ)

「今、私は、街の美化活動に参加しています。毎朝5時に起床して、居住地の街を掃除します。私は、『環境保全の戦士』であることを自称しています。共同体の利益の為に、力を注ぐ用意があります。」

ベトナム人民英雄のラ・バン・カウさんの名は、幾つかの省、市にある学校、街の名前に付けられています。

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