新型コロナ予防対策に志願的に参加しているボランティア

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(VOVWORLD) -4月末からベトナムは新型コロナウイルス第4波に襲われ、北部バクザン省とバクニン省が最も深刻な被害を受けた地方とみられています。こうした中、国内の多くの地方が疫病の早期制圧を目指し、バクザン省とバクニン省を積極的に支援しています。

全国各地の病院の優秀な医師がこの両省に派遣されていますが、その他、各地の医科大学や医薬大学に在学している学生も志願して、これらの感染地域に赴いています。また、これらの志願者は集中隔離施設で仕事をする他、社会的距離措置が取られている地域に必需品や医療物資を運んだりしています。

社会的距離措置が取られているバクニン省イエンフオン県で、医学大学に在学している志願者は毎朝6時に起きて、この村での新型コロナ予防対策にあたっている医師らを手伝っています。

ハノイ医科大学予防医学医師学部4年生のレー・マイ・バオ・チャウさんはマスクや防護服など防護装備を身に着けて、イエンフオン県の住民にワクチン接種を行いました。新型コロナウイルス感染症対応医療従事者の支援活動に参加してから2週間になる現在、チャウさんはこれらの医療従事者の大変さを深く理解しています。チャウさんにとって、真夏の蒸し暑い日々に、防護服を着用するだけでも試練となっています。チャウさんの話です。

(テープ) 

「このような蒸し暑い日々に、防護服を着ると汗がダラダラん流れて、とても気持ちが悪いです。毎日、3,4時間に接種を行っていますが、新型コロナ感染から守り、仕事をしている最中、新しい衣服に着替えることもできず、水さえ飲みません。」

ボランティアの仕事は感染者と濃厚接触者の追跡、感染の有無を判断する検査例の数の統計、新規感染者の統計、感染の検査、予防接種などということです。多くの困難と試練に直面していますが、奉仕精神は落ちません。北部山岳地帯トェンクアン省の学生グエン・テイ・フェン・チャンさんは感染検査のため、夜12時まで検体を採取した時もありましたが、頑張って、託された仕事をできるだけ立派に果たしました。チャンさんの話です。

(テープ)

「自分がやっている仕事の重要性と危険性を認識した上で、暑くても、防護服とマスクを使用しています。これは自分だけでなく、周りの人々が新型コロナ感染から身を守るためです。疲れていますが、頑張っています。また、ここで新型コロナウイルス感染症が制圧したら、その時、初めて家に帰ることを意識します。あるいは、他の感染地域に赴く可能性もありますね。いつ、家に帰れるのかよく分かっていません。」

このボランティア活動に参加することにより、学生たちは大学では学べない見識を習得する他、危険を伴うで緊張した仕事を体験できるようになります。これにより、彼らは貴重な経験を積むことができます。

青年ボランティアは新型コロナ感染地域で医療従事者を支援するだけでなく、隔離施設で警備にあたっています。ハノイのハドン地区にある医療検問所で警備にもあたっているグエン・スアン・フオンさんは次のように語りました。

(テープ) 

「警備の当番は一回6時間です。朝は5時から当番にあたります。地元の人々に対し、公共の場で大勢の人が集まらないこと、不要不急の外出を控えること、やむを得ず外出をする場合、マスクを着用することなどを宣伝します。その他、警備の担当者が疲れた時などに私たちは交代する用意があります」

また、青年ボランティアは社会的距離措置が取られている地区や集中隔離施設に必需品や医療物資の輸送を支援します。

最近、ホーチミン共産青年同盟中央委員会は「互いに分かち合い、パンデミックを乗り越える」という支援運動を展開してきました。これにより、40億ドン相当の支援物資や日用品などが集められました。ベトナム小型トラック・クラブはこれらの支援物資を感染地域に無料で運びました。ベトナム小型トラック・クラブのメンバーの一人ゴック・アイン・ズオンさんは次のように語りました。

(テープ)

「新型コロナウイルス感染症が蔓延している状況下で、私たちは感染源であるバクニン省、バクザン省、各病院や社会的距離措置が取られる地区に無料で支援物資を運んでいます。毎日、私たちは2,3回運びます」

新型コロナウイルス感染症が複雑な動きを見せている中で、医科大学の学生を始め、多くの学生が新型コロナウイルスとの戦いに最前線に立っている医療従事者を支援するため、自ら志願して新型コロナ感染地域に赴きます。これは青年のボランティア精神を示していると言えることでしょう。


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