ベトナム日本のチャリティーコンサート

Chia sẻ
(VOVWORLD) -このコンサートで得た収益はベトナム山岳地帯の遠距離通学を強いられている生徒らを対象とし、集落と学校との間の宿泊施設を備えた分校の建設に使われる予定です。
ベトナム日本のチャリティーコンサート - ảnh 1日本を拠点に活躍しているアーティスト『竜馬四重奏』

ベトナムと日本との外交関係樹立50周年を記念する活動の一環として、先頃、ハノイで、日本を拠点に活躍しているアーティスト『竜馬四重奏』と、ベトナムを拠点に活躍しているアーティスト『SUC SONG MOI』によるチャリティーコンサートが開かれました。

このコンサートで得た収益はベトナム山岳地帯の遠距離通学を強いられている生徒らを対象とし、集落と学校との間の宿泊施設を備えた分校の建設に使われる予定です。

このコンサートで、アーティスト4人からなる『竜馬四重奏』というインストゥルメンタルグループは音楽を通じて日本文化を世界に紹介し、各国間の友好関係の深化を望んでいます。このインストゥルメンタルグループはスペイン、タイ、マレーシア、ブルガリア、韓国など多くの国で公演を行っており、今回、ベトナムでは日本の伝統楽器を使った音楽を披露しました。

現場の音 

お聴きいただいたのは、『竜馬四重奏』の津軽三味線担当の雅勝(まさかつ)さんの演奏です。雅勝さんの話をお聞きください。

(日本語のテープ) 

現場の音

今回の公演では、三味線のほか、篠笛や小鼓など日本の伝統楽器の演奏もありました。小鼓を演奏する仁さんは次のように語りました。

(日本語テープ)

この演奏に指揮者として参加したドン・クアン・ビンさんはベトナムと日本の伝統楽器は多くの類似点があると明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「私は日本とベトナムの笛を研究し、両国の笛には多くの共通点があることが分かりました。また、日本の三味線もベトナムのタムとティンという琴によく似いています。しかし、日本の演奏者とベトナムの演奏者の演奏の仕方にはちょっと違います。日本の演奏者は力強く、ベトナムは柔らかく楽器を奏でます。」

ベトナムの観衆は、この公演を通じて、日本とベトナムの文化に関する多くの知識を身に付けられるようになっています。観衆の話をお聞きください。

(テープ)

「これは意義深い交流会です。日本の伝統楽器を自分の目で見られたほか、その音を聴くことができ、大変参考になりました」

「小鼓のアーティストが深く印象に残っています。これまでこの種類の小鼓について聞いたことはありませんでした。そのほか、三味線は強烈な印象を与えました」

(現場の音)

お聴きいただいたのはベトナムの少数民族の民謡でした。この民謡は日本の『竜馬四重奏』とベトナムの『SUC SONG MOI』が共同で演奏しました。これを聴くとベトナムと日本の伝統楽器はぞれぞれ独自性があり、共同で演奏すると、観衆に新鮮な印象を与えるようです。

ご感想