ベトナムに特別な気持ちを抱くインド人のシャルマンさん

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(VOVWORLD) -1970年代から、インドの西ベンガル州のインド・ベトナム団結委員会の委員としてシャルマンさんは同市で行われたベトナム南部解放のための闘争を支持する運動に積極的に参加しました。

ギーテッシュ・シャルマン(Geetesh Sharman)さんはインドの作家であり、ジャーナリストで、政治社会活動家ですが、ベトナムを夢中に研究し、ベトナムの独立と自由のための戦い、ベトナムとインドとの友好関係のため全力を尽くしてきた人物です。シャルマンさんのように、ベトナムのことをよく理解し、ベトナムとインドとの緊密な関係に大きく貢献した人はあまりいないでしょう。

ベトナムに特別な気持ちを抱くインド人のシャルマンさん - ảnh 1ギーテッシュ・シャルマン(1932 - 2021)さん

ギーテッシュ・シャルマン(1932 - 2021)さんはインドの西ベンガル州のインド・ベトナム団結委員会委員長を務め、ベトナムとインドとの草の根外交に大きく貢献し、ベトナムの親しい友人でもあります。1970年代から、インドの西ベンガル州のインド・ベトナム団結委員会の委員としてシャルマンさんは同市で行われたベトナム南部解放のための闘争を支持する運動に積極的に参加しました。

シャルマンさんは西ベンガル州のインド・ベトナム団結委員会が設立された直後、この委員会に参加し、ベトナムとインドとの関係強化に活躍してきました。1994年にインドの西ベンガル州のインド・ベトナム団結委員会の委員長に選出されました。それ以来、インドの作家、ジャーナリスト、政治社会活動家として、シャルマンさんはベトナムとインドとの友好関係に絶え間なく努力してきました。

生前、シャルマンさんはインド全土の他、世界の30か国と地域を訪れていましたが、どこに行ってもベトナムのことやベトナムの民族独立のための闘争、ベトナムのドイモイ事業、ベトナム人の寛容さ、仁愛の心をたたえていました。ホーチミン国家政治学院所属インド研究センターの創始者であるレバントアン博士は「シャルマンさんの心はいつもベトナムに向いていた」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「89年の人生で、シャルマンさんは世界30か国に足を運びましたが、ベトナムが最も多く訪れた国です。シャルマンさんはいつも「ベトナムとホーチミン主席は私の心にいる」と言っていました。彼はベトナム各地を回り、ベトナムの全土の経済発展、戦争後遺症、ベトナムにおけるインド文化の跡を記録しました。」

シャルマンさんはベトナムとインドとの友好関係の強化と相互理解の深化に大きく貢献してきたと言えます。ベトナム・インド友好協会のハ・ミン・フエ副会長は次のように語りました。

(テープ)

「生前、シャルマンさんは23冊の本を執筆しましたが、その中のおよそ10冊はベトナムを題材にしたものです。これらの本はベトナムのこと、ホーチミン主席に関する彼の感想と気持ちを表しました。シャルマンさんはベトナムとインドとの友好関係の懸け橋としての役割を担いました。シャルマンさんが英語、ベンガル語、ヒンディー語で書かれたシャルマンさんの本はインドでよく知られており、ベトナムに対するインドの人々の特別な気持ちを育むことに大きく貢献しました」

2004年、ベトナムとインドとの関係強化に対するシャルマンさんの貢献を顕彰するため、ベトナム政府はシャルマンさんに「平和と友好のための勲章」を、ベトナム友好諸組織連合会は「民族間の平和友好のための記章」を授与しました。

生前、シャルマンさんは「いつまでも、ベトナムへの恩返しができないと思っているが、できる限り頑張る」と言いました。シャルマンさんはすでにこの世を去ってしまいましたが、ベトナムへ特別な愛情を抱いていたので、依然として、ベトナムとインドとの緊密な関係のシンボルとなり続けることでしょう。

以上、ベトナムに特別な気持ちを抱いていたインド人・シャルマンさんについてお伝えしました。


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