バクニン省の民謡クアンホーの教室

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(VOVWORLD) -民謡クアンホはハノイから車で1時間ぐらいのところにある北部のバクニン省とバクザン省が発祥の地です。

毎週土曜日に、バクニン省ティンズー県ダイドン村ダイトゥン集落の集会所で、民謡クアンホを教える教室が開かれます。クアンホの歌い手ホアン・テイ・チョンさんとダオ・テイ・トゥイさんが民謡クアンホを無料で教えている教室です。 

バクニン省の民謡クアンホーの教室 - ảnh 1

民謡クアンホはハノイから車で1時間ぐらいのところにある北部のバクニン省とバクザン省が発祥の地です。クアンホは2009年ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

クアンホは、男女のグループでの歌の掛け合いで、それぞれ4、5人ずつの男性と女性グループが歌い合います。

一方のグループが歌ったら、もう一方のグループはその歌と同じメロディーで違う歌詞をつけて歌い返します。歌が、ある詩の一部分だった場合は、返す歌も、その詩の中の言葉でなくてはいけないなどのルールがあります。

クアンホを歌うのは男女のグループなので、歌の内容は恋愛や友情に関するものが一番多いです。故郷への思いなどを歌うものもあります。祝い事や宗教儀式、雨乞いなどの祈願、厄除けの歌もあります。ダオ・テイ・トゥイさんが次のように語りました。

(テープ)

「民謡クアンホが大好きです。クアンホへの愛着は骨に染み込んでいます。私たちは長年、クアンホを維持、保存するため、クアンホを無料で教える教室を開きました。子供たちの夏休みの間の毎週水曜日と土曜日に教えそ子供たちが学校に通い忙しくなると、毎週土曜日の夜に教えています」

(現場の音)

一方、クアンホの歌い手であるホアン・テイ・チョンさんは次のように語っています。

(テープ)

民謡クアンホは昔から伝えられてきた民謡ですから、次の世代にもこの古い民謡を維持してもらいたいのです。昨年、私たちが教えてきた子供3人がバクニン省の民謡クアンホののど自慢大会で受賞しました。本当に誇りに思っています」

バクニン省の民謡クアンホーの教室 - ảnh 2

民謡クアンホの教室に参加する人々には様々な年齢の人がいます。中にはクアンホを初めて歌う少女もいます。ダイドン村に住む10歳の少女グエン・カイン・リンさんは次のように語りました。

(テープ)

「お婆さんが私に色々なクアンホの歌を教えてくれました。いま、私は多くの歌を歌えますが、最も好きなのは「ガジュマルの木の歌」と「10の思うこと」です。」

3年間、ハノイからバクニン省のクアンホの教室に通っている13歳の少女レー・ザー・リンさんは次のように語りました。

(テープ)

「ハノイに住んでいますが、クアンホが大好きですから、毎週末にバクニン省に行って、お婆さんたちの教えの下、クアンホの歌い方を学びました。お婆さんたちが熱心に教えてくれたので、簡単に歌を覚えることができました。これまでに多くの歌を歌えるようになりました。私がクアンホを歌うことで、両親も喜んでいます。クアンホを学べば学ぶほど好きになります」

現場の音

このようなクアンホの教室はクアンホの歌い手を育成し、バクニン省の民謡クアンホの維持、保存に大きく貢献することが期待されています。

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