VOVの交通情報チャンネル この10年の歩み

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(VOVWORLD) - この10年間、VOV交通は高い影響力を見せ、交通渋滞・交通事故防止対策に多大な貢献をしてきたと評され、ドライバーとともに歩む友に例えらえています。
VOVの交通情報チャンネル この10年の歩み - ảnh 1 VOV交通のスタジオ

先ごろ、VOVベトナムの声放送局は交通情報チャンネル(いわゆるVOV交通)開始10周年を記念する式典を行いました。この10年間、VOV交通は高い影響力を見せ、交通渋滞・交通事故防止対策に多大な貢献をしてきたと評され、ドライバーとともに歩む友に例えらえています。

十数年前、ハノイとホーチミン市などの大都市は、都市化の影響で、交通渋滞に悩み始めました。こうした事態を前に、VOVは、交通に関する情報を迅速かつ正確にリスナーに提供することを目的として、2009年6月21日にハノイとその周辺に発信する交通情報チャンネルを開設しました。その6か月後、ホーチミン市とその周辺に発信する同様のチャンネルも開設しました。さらに、2016年、南部メコンデルタ―地域を発信地帯とする交通情報チャンネルが誕生しました。

VOVの交通情報チャンネルは24時間体制でFM91Mhzで発信しています。各道路で設置されている近代的な監視カメラシステムの映像や、渋滞がよく起きるところへ取材に行く記者のレポート、ドライバーに提供してもらう情報などにより、VOV交通は、ドライバーにとって欠かせない情報源となっています。中でも、渋滞がよく起きる時間帯に放送される「ラッシュアワー」という番組は、ベトナムで視聴率が最も高い放送番組の一つとなっています。車に乗ると、ラジオをつけてVOV交通を聞くという習慣を持つドライバーが多いです。

(テープ:VOV交通のリスナーの感想)

「前はあまりラジオを聞かなかったけど、偶然VOV交通を聞いて好きになりました。とても役に立つチャンネルだと思います。VOV交通を聞いて、渋滞がある道路を避けることができますよ。」

「私は、この10年ずっとVOV交通を聞いています。面白くて役に立つからです。VOV交通によって、渋滞や事故に関する情報を迅速に察知し、渋滞を避けることができます。交通に関する情報はもちろん、他の番組も好きですよ。」

「ホーチミン市やハノイなどの交通に関する情報を迅速に提供してもらっていますね。この情報により、渋滞に遭わないような道を選ぶことができます。VOV交通のすべての番組は面白いと思いますが、一番好きな番組はやっぱり「ラッシュアワー」ですね。」

VOVの交通情報チャンネル この10年の歩み - ảnh 2現場で取材しているVOV交通の記者 

VOV交通の特徴は、リスナーの様々な意見を生放送することです。番組の中で、リスナーはVOV交通のホットラインに電話をかけて、直接自分の意見を述べることができます。これらは、そのリスナーの周辺の交通状態だけでなく、渋滞対策や事故対策などに関する意見です。また、交通に関する情報の他、「ドライバーの話」や、「友達をつくろう」という番組も多くのリスナーに好まれて、リスナーの意見や話をよくうけています。VOV交通は最もインタラクティブなラジオチャンネルの一つと言えるでしょう。VOV交通情報チャンネルのチャン・コン・ティエン社長は次のように語りました。

(テープ)

「VOV交通は、大きな社会的意義を持っています。これは、人々に、交通事故や渋滞をはじめ、国民の関心事となっている問題の解決への参加を働きかけています。また、交通に関する情報だけでなく、社会の様々な情報も放送しています。数百万人のリスナーから頂く様々な情報や意見は私たちにとってとても貴重なものです。」

こうしたVOV交通は、交通分野に関する国民の意見や願望を国に伝える懸け橋となっています。国家交通安全委員会の委員長を務めるチュオン・ホア・ビン副首相は次のように語りました。

(テープ)

「この10年、VOV交通は、ドライバーの他、交通分野における管理機関とともに歩んでおり、交通安全に関する党と国家の政策と主張を国民に伝えています。VOV交通で放送された国民の意見や願望は、交通に関する法律と政策の完備に役立っていると思います。」

これからのVOV交通の発展方向について、VOVのグエン・テ・キ総裁は次のように語りました。

(テープ)

「この10年、VOV交通は、交通に関する情報はもちろん、経済・社会などに関する様々な情報も国民に提供するという任務を立派に果たしてきました。しかし、科学技術が進んでいる現在、情報の提供・入手が大きく変わっていますので、VOV交通は、自らの強みを発揮して、弱点を克服しながら、リスナーの新しい需要に応えるような改革を行う必要があります。」

VOV交通は、これからも発展し、国の交通安全や交通インフラ整備に貢献してゆくことでしょう。

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