菅首相 インドネシア ジョコ大統領との首脳会談始まる

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(VOVWORLD) - インドネシアを訪れている日本の菅総理大臣は、ジョコ大統領との首脳会談に臨んでいて、安全保障分野での連携の強化を目指すほか、新型コロナウイルスの影響を踏まえた財政支援や看護師などを対象に入国制限を緩和する方針を伝えているものとみられます。
菅首相 インドネシア ジョコ大統領との首脳会談始まる - ảnh 1         (写真:AFP/TTXVN)

20日午後インドネシアに到着した菅総理大臣は、日本時間の午後6時すぎから、首都ジャカルタ近郊のボゴールにある大統領宮殿でジョコ大統領との首脳会談に臨んでいます。


会談は、通訳のみを交えた両首脳だけで意見を交わした後、政府関係者も出席した形で行われています。

この中でジョコ大統領は、「両国の戦略的なパートナーシップをさらに互恵的なものにしていきたい。今回の菅総理大臣の訪問はその強いコミットメントの象徴だ」と述べました。

これに対し菅総理大臣は、「ともにインド太平洋における海洋国家である両国の伝統的な友好関係を一層強化したい」と応じました。

会談で菅総理大臣は、ASEAN=東南アジア諸国連合の大国であるインドネシアは基本的価値を共有する戦略的パートナーだとして、中国の海洋進出など地域の諸課題に連携して対応する方針で一致したい考えです。

そして、外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2の早期開催や防衛装備品の移転に向けた協議の加速化など、安全保障分野での連携の強化を確認しているものとみられます。

また、新型コロナウイルスの感染拡大でインドネシア経済に大きな影響が出ていることから、数百億円規模の円借款を行う方針を表明するほか、看護師や介護士を対象に日本への入国制限を緩和する方針を伝えているものとみられます。(NHK)

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