(写真:simplenews) |
8日付の新聞各紙に掲載された世論調査は全て、保守党のリードを示しました。一部にはコービン党首率いる最大野党・労働党がその差を縮める兆候も見られましたが、まだ保守党を政権の座から退かせるほどではありません。
世論調査会社ユーガブのアンソニー・ウェルズ氏は「特に2017年のサプライズ以降、誰も予想外の展開になる可能性を除外することはできないが、一見したところ、ジョンソン首相は勝利に向かっている」と指摘しました。「調査結果には幅がある」としつつも、「ジョンソン首相が獲得するのが大幅過半数、中位の過半数、ぎりぎりの過半数であることをそれぞれ示すものだ」と付け加えました。
保守党に番狂わせをもたらしかねない要素の1つは、英EU離脱に反対する勢力が保守党候補に勝利する見込みが最も大きい候補に「戦術的に」投票するよう有権者を説得することです。だが接戦では、保守党を破る可能性が最も大きいのはどの政党か必ずしも明確でないため、そうした手法は一段と難しくなっています。