在アメリカロシア大使館＝Shutterstock

ロシアのアントノフ駐アメリカ大使は、アメリカ政府がロシアに対し、9月3日の査証（ビザ）の有効期限切れに伴い、24人の外交官の国外退去を求めたと明らかにしました。

アントノフ大使は、アメリカ政府が何か特別な問題に基づき今回の要請を行ったかについては明らかにしませんでした。

大使によりますと、アメリカ政府が査証発行の手続きを突然厳格化したため、退去の対象となる外交官の大多数は補充されません。

アメリカ国務省のプライス報道官は、アメリカ政府は外交官の査証をロシアに対する対抗措置の手段として利用しないとし、アントノフ大使の見方は「正確でない」と述べました。ただ、ロシア外交官が退去せざるを得なくなるという事実については否定せず、ロシア側が3年経過後に査証の更新を申請する必要があることは「特に新しいことではない」と語りました。（ロイター）