米 黒人男性死亡 抗議デモ全米に拡大 夜間外出禁止令出し警戒

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(VOVWORLD) - アメリカでは、黒人男性が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件への抗議デモが全米の各地に拡大し、深刻化しています。首都ワシントンでは、夜になっても大勢がホワイトハウス周辺や、街なかで抗議の声をあげ、当局は夜間外出禁止令を出して厳重な警戒を続けています。
米 黒人男性死亡 抗議デモ全米に拡大 夜間外出禁止令出し警戒 - ảnh 1        (写真:THX/TTXVN

アメリカでは、中西部ミネソタ州のミネアポリスで先月25日、黒人男性が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件への抗議デモが続き、31日までに少なくとも75の都市に拡大したと報じられています。


一部では、デモに乗じて過激化した住民らが放火したり、商店を襲って品物を略奪したりする事態も起きていて、拘束された人は全米でおよそ1700人に上っています。

首都ワシントンでは、夜になってもホワイトハウス周辺や街なかで大勢の人が抗議の声を挙げ、当局は州兵を動員するとともに夜間外出禁止令を出して厳重な警戒を続けています。

州兵は、このほか10以上の州で動員され、外出禁止令はロサンゼルス、シカゴなど25の都市でも出されています。

これに対してトランプ大統領は、極左や無政府主義者がデモをあおっているとして、ツイッターでこれらのグループを「テロ組織に指定するだろう」としたうえで「メディアが憎しみを扇動している」と投稿し、メディアや野党・民主党を引き合いに出して、政治的な動きだという主張を強めています。

しかし、こうした主張には反発も予想され、事態のさらなる悪化も懸念されます。

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