日インドネシア首脳会談 安保分野連携強化 看護師ら往来再開も

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(VOVWORLD) - インドネシアを訪れている日本の菅総理大臣は、ジョコ大統領と首脳会談を行い、安全保障分野での連携強化を確認するとともに、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、500億円の円借款を行う方針を伝えました。また、看護師などの往来を再開させる方針も確認しました。
日インドネシア首脳会談 安保分野連携強化 看護師ら往来再開も - ảnh 1日本の菅義偉首相夫妻と インドネシアのジョコ大統領夫妻=共同
菅総理大臣はインドネシアの首都、ジャカルタ近郊のボゴールにある大統領宮殿で、日本時間の午後6時すぎから1時間余り、ジョコ大統領と会談しました。

菅総理大臣は「ASEANは自由で開かれたインド太平洋を実現するための要だ」と述べ、日本としてこの地域の平和と繁栄を主導する考えを強調しました。

そして、両首脳は朝鮮民主主義人民共和の問題や中国の海洋進出など地域の諸課題に連携して対応する方針で一致しました。

また、外務・防衛の閣僚協議、いわゆる2+2の早期開催や防衛装備品の移転に向けた協議の加速化、それに海洋保安関係の人材育成など、安全保障分野での連携強化を確認しました。

さらに、菅総理大臣は新型コロナウイルスの感染拡大によるインドネシア経済への影響を踏まえ、500億円の円借款を行う方針を表明したほか、医療物資の提供などを行う考えを伝えました。

一方、会談では看護師や介護福祉士などの往来を再開させる方針も確認するとともに、出張など短期滞在者を対象に、一定の条件のもと、入国後14日間の待機措置を免除する形での往来再開に向け、調整することで一致しました。

会談後、両首脳は共同記者発表に臨み、菅総理大臣は「今回の訪問で一層強固となった両国の戦略的パートナーシップを基礎として、この地域の平和と繁栄のために手を携えて協力していく」と述べました。(NHK)

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