全開催試合を終えた974競技場の解体が大会中に開始

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(VOVWORLD) - 同競技場は再生可能な鋼材と輸送コンテナを組み合わせて建設されており、大会後には資材をコンテナに格納して別の場所で再利用されることが決まっています。使用されたコンテナ数は974個で、カタールの国際電話の国別コードにもちなんで名づけられました。

カタールW杯で使用された「974競技場」の解体が始まったと各国メディアが報じました。ポルトガルの「レコード」紙は6日、決勝トーナメント1回戦・ブラジル対韓国戦(5日)で今大会の割り当て7試合を終えたため、試合翌日から解体作業を開始しました。跡地が緑地とレジャーエリアとして活用されるための工事に移ると報じています。同紙によりますと、スタジアム周囲の隣接するエリアが清掃されたと伝えています。

同競技場は再生可能な鋼材と輸送コンテナを組み合わせて建設されており、大会後には資材をコンテナに格納して別の場所で再利用されることが決まっています。使用されたコンテナ数は974個で、カタールの国際電話の国別コードにもちなんで名づけられました。収容人員は4万人で工事には(推定)3億ユーロ(約431億円)の費用がかかり昨年に完成しました。FIFAの認定では初となる資材を別の建物に再利用できるスタジアムです。今大会のスタジアムでは唯一冷房設備がありませんが、海辺に近く自然換気ができます。

話題となっているのは資材の行方です。現在、行く先は明確になっていませんが、アルゼンチンの「オレ」紙はウルグアイに一部が運ばれる可能性があるということです。ウルグアイはアルゼンチン、チリ、パラグアイと共催で2030年のW杯招致を正式に表明しており、資材を受け入れる用意があると伝えています。

カタールの国家スポーツ事務局長が、ウルグアイーカタールの大統領が直接コンタクトをとっており、2030年の招致メンバーも今大会の施設を視察したとしています。またウルグアイの「エルパイス」紙は2030年大会に向けて、974競技場を移築するプランもあると伝えています。(スポーツ報知)

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