VOVプラハは、国際安全保障問題のアナリストであるアレックス・スバンベルグ氏の言葉を引用し、「中国の調査船『海洋地質8号』とその護衛船がベトナムの海域に違法に侵入していることは、この海域での緊張をエスカレートさせ、1982年国連海洋法条約を含め国際法に違反し、地域の平和・安定・発展にマイナス影響を与えている」と伝えています。
スバンベルグ氏は、中国の行動に対するベトナムの対応措置を高く評価し、「この問題解決プロセスにおいて、ベトナムは孤独ではなく、国際社会の強い支持を受ける」と強調しました。
一方、チェコ国際関係研究院の専門家バクラフ・コペキ氏とジャン・ホルナット氏は、「ベトナム東部海域での中国の一方的な行動や、岩礁の埋め立て、軍事拠点化活動はアメリカをはじめ全世界の猛反発に直面している」と指摘しています。また、ホルナット氏は、「中国がベトナム東部海域において一方的に主張している 『九段線』は根拠がない」と指摘しています。