(写真:Reuters/TTXVN) |
現場は旧市街の入り口にある獅子門に近く、主にパレスチナ人たちの通り道として使用されている路地です。イスラエル警察によりますと、巡回中の警官らが拳銃に似た不審物を持った男性を発見し、止まるよう命じて徒歩で追跡しました。その際、複数の警官らが男性に向けて発砲し、男性は死亡しました。現場付近を捜索しましたが、武器は見つからなかったということです。
パレスチナ解放機構の公式通信社、パレスチナ通信は、この男性を東エルサレムのワディ・ジョーズ地区に住み、体に障害があるイヤド・ハイリ・ハラクさんだと伝えました。
AFP記者によりますと、事件を受けて同日、エルサレムの警察署付近でイスラエル人約200人がハイリさんの殺害に抗議するデモを行いました。
デモ参加者らは、ヘブライ語や英語で「警察の暴力が殺した」「イヤドに正義を」「パレスチナ人の命は大切」などと書かれたパネルを掲げました。新型コロナウイルスの感染予防のため、多くのデモ参加者はマスクを着用していました。