ミン こんにちは、ミンです。

タオ こんにちは、タオです。

ミン タオさん、先ごろ、ハノイ市内にあるベトナム美術博物館は、マルチメディアアプリ「iMuseum VFA」を公開しましたね。高い品質の画像で作品を紹介したり、音声やテキストで作品を解説したりする機能があります。また、見学者は展示物の配置場所や展示概要図などを確認することもできます。

「iMuseum VFA」のユーザーインターフェース

タオ そうですね。このアプリは、ベトナム美術博物館とベトナム・モバイル・アプリケーションソフトウェア株式会社(VINMAS)が共同開発したもので、2020年12月から試験運用が始まり、2021年4月に正式に公開されました。

ミン コロナ禍で人の往来が制限される中でも、このアプリを通じて、参観者はいつでもどこからでもベトナムのアート鑑賞を深く理解できますね。

タオ これはベトナム政府が承認した「2025年までのデジタル転換国家プログラムと2030年までのビジョン」に貢献しますね。

ミン そうです。このアプリはiOSとAndroidに対応しており、スマートフォンやタブレットで利用できます。利用料は1回当たり5万VND(約235円)で、現在、ベトナム語・英語・フランス語・中国語・日本語・韓国語・スペイン語・イタリア語の8言語があります。

タオ 「iMuseum VFA」はベトナム美術博物館を体験することや、芸術への愛情を広げること、同博物館へ観光客を引き付けることなどに貢献すると期待されています。

新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける男性

ミン リスナーの皆さん、ベトナムの美術に関心をお持ちの方は、ぜひ、このアプリを使ってみて下さいね。では、お便りを紹介しましょうか。初めに東京都あだち区のあいかわ・おさむさんからの5月9日送信のメールです。

― 受信報告書の数も500通目になりました。思えば、よくこれだけの回数、Voice of Vietnam を聴き、受信報告書を作成し、送付したものだと、自身でも驚いております。次なる目標を1,000通とし、新たな一歩を踏み出していきたいと思います。コロナウイルスの変異株の感染者が、東京、大阪、愛知、福岡、宮城、北海道等の主要な都道府県だけではなく、全国に広まっております。1月中旬の感染者数のレベルだと報道されております。マスクを着用し、不要不急の外出を避け、外出から帰宅した際には、手洗いとアルコール消毒が欠かせなくなってきました。スペイン風邪に次いで、人類が経験するパンデミック。終息するのはいつになるのでしょうか。お陰様で、日常生活では、主夫業に慣れ、楽しみながら極めるように心掛けています。こうして諸事に積極的に向き合えるのも、妻の死後、日本語課の皆さんが小生の心の痛みを共有してくださり、小生を励ましてくださったお陰です。妻を看取って、この11月で7年目になります。一つの区切りの日が近づいてきます。心の平安も確かなものになりました。本当に皆さんのお陰です。ありがとうございました。これからも心の憩いのひとときを求めて放送を聴かせていただきます。どうか日本語課スタッフの皆さん、くれぐれもご自愛専一の程をお願いいたします。

タオ あいかわさん、メールありがとうございます。受信報告書の数も500通目になったとのこと、すごいですね。感激しています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ミン あいかわさんとリスナーの皆さん、新型コロナウイルスによるパンデミックが引き続き、複雑に推移している中で、お気を付けて下さいね。

（写真：インターネット）

タオ 次は、兵庫県ひめじ市のラジオネームM4さんからの4月28日消印のお便りです。ご紹介が遅れて、すみません。

― 相変わらず新型コロナウイルス感染症に関するニュースが流れていましたが、兵庫県だけでなく関西地区は感染者が増える一方で、収まる気配が全くありません。そもそも会社自体が、在宅ワークを行う意思が低い為、出勤者は減らないままです。組織自体が変わらずして、末端の労働者に意識改革を求めても、それは無理でしょう。

ミン M4さん、お便りありがとうございます。現在、ベトナムでの感染者数が増えています。人々はテレワークをするなどして、対応策を強化しています。VOV＝ベトナムの声放送局もその措置をとっています。

タオ そうですね。私たちは順番制にして、毎日出勤しなくてもいいようにしています。

ミン 続いて千葉県ふなばし市のすどう・みきおさんからの4月22日消印のお便りをご紹介します。ご紹介が遅れて、ごめんなさい。

― ニュースの中で、定例記者会見とありました。貴国には、大手新聞社は、どのくらいの数があり、どのような特色がある新聞社があるのでしょうか?社会主義国なので1社だけなのでしょうか?民間の新聞社もあるのでしょうか?

VOVの電子新聞「vov.vn」創刊20周年記念式典

タオ すどうさん、お便りありがとうございます。すどうさんのご質問についてですが、ベトナムは国家の性格上、各機関が新聞を発行しています。例えば、ベトナム共産党の機関紙「ニャンザン（人民）」、人民軍機関紙「クアンドイニャンザン（人民軍隊）」、VOVの電子新聞「vov.vn」、電子新聞「VnExpress」、ベトナム労働総連盟機関紙「ラオドン（労働）」、ベトナム青年連合会の機関紙「タインニエン(青年)」、電子新聞「ザンベト」などです。

ミン これらの新聞はニュースのほか、文化・社会・生活などに関する情報を提供し一般紙と変わりません。各紙独特のコラムがあります。

タオ そうですね。電子新聞「ザンベト」の農民に関連する特別なコラム「農家」はその一例ですね。また、「タインニエン」は、青年に対する多くの有益な情報を提供しています。

ミン それでご質問の本題である「定例記者会見」ですが、ここには外国プレスが加わります。日本の場合、共同通信、時事通信をはじめ、朝日、読売、日本経済新聞など、テレビではNHKも加わります。

タオ 今週もたくさんの方からお便り、メッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介させて頂きます。